転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」は、今年8月にテレビCMの新しいシリーズ「あ、そういう感じ?」を開始。2タイプのテレビCMの放映他、TVer、X、YouTubeでも同時に配信を開始した。
「服装自由」篇は、転職先への入社初日から始まる。上司に「ねぇ その格好…」と指摘され、「思い切ってポロシャツで。服装自由と聞いたので」と嬉しそうに答える平井さん。すると、「人事はそう言うけどね…まぁ 実際はね」と同僚が執務室の扉を開けると……。
もう1本の「フルリモート」篇は、自宅から参加したオンライン会議が舞台。「フルリモート憧れだったんです」と嬉しそうに話す平井さん。すると画面の向こうからは、「でもできるだけ出社した方がいいですよ。結局仕事は顔合わせてなんぼですから」と話す上司と、衝撃の光景が広がる…。
転職後の思いもよらないギャップを体験する人を演じているのは、お笑い芸人の男性ブランコ・平井まさあきさん。そして、締めのキャッチフレーズは、いずれも「2度目の転職は、OpenWork」だ。
今回、オリエンでクリエイティブチームに掲げられたのは、「世の中から転職後ギャップをなくす」ことだった。
「そんなチャレンジングなゴールを提示いただきました。転職って結局は運試しで、入ってみないと分からないもの。そう思っている人たちに『ギャップのない転職の仕方があるんだ』と気づいてもらえるようにしたい。そのシンプルで視座の高い“欲望”を出発点に企画に入れたことは、本当に幸運でした」と、クリエイティブディレクター/CMプランナー 水本晋平氏。
現在、テレビで見る機会の多い転職サイトの広告。それぞれ個性が強い中で、「OpenWork」がどうやって独自のポジションをつくるかを大事にし、そこで選んだディレクションは「転職ギャップをチャーミングに描く」ことだった。
「ギャップの正体って、会社の“なんとなくの空気感”だったり、言葉にしづらい人間関係や、建前の採用文句の裏にある習慣だったりしますよね。ギャップを感じた人は『全然違うじゃん!』と怒るというより、『あ、そういう感じ…?』と戸惑うんじゃないかなと。だからこそ、その小さな違和感に寄り添えるブランドでありたいと思いました」
「だからこそ、『小さな戸惑い』のエピソードは、共感度が強いほどいい」と考え、クリエイティブチーム全員で「あーそれは嫌かも」「それはシンプルにパワハラでは…(笑)」みたいな違和感をとにかく出し合ったという。そして今回制作に挑んだのは、水本氏をはじめ全員35歳以下のチームだ。
「企画を選ぶ/選ばれる関係ではなく、ギャップを感じがちな世代ならではの視点を持ち寄りながら、グルーヴ感を持って進めることができました。」
キャストも「背中を力強く押してくれる存在」ではなく、「日々働く私たちと同じ目線で、繊細な違和感を表現できる人」を探し、その結果、男性ブランコの平井さんにお願いすることになった。
「ありがたいことに、デジタルADなど短期のKPIでは、すでに効果が出始めています。『世の中から転職後ギャップをなくす』という大きなゴールに向けて、『日本をちょっとよくする』ことに貢献できるよう、これからもコミュニケーションを育てていきたいです」
テレビCM開始と同時に、Web配信動画「聞いていた話」シリーズ3本と「初めての唄」篇も公開している。
スタッフリスト
企画制作
電通+AOI Pro.
CD、企画
水本晋平
| C、企画 | 岩田泰河、三浦よもぎ |
| 企画 | 小野崎花奈 |
| AD | 山口さくら |
| AE | 佐々木飛鳥、須藤裕太 |
| Pr | 川口正太、中村拓人 |
| PM | 竹中勇人、鈴木都久美 |
| 演出 | 渋江修平 |
| 撮影 | 村上ヨシタカ |
| 照明 | 前島祐樹 |
| 美術 | 松永佳子 |
| CRD | 喜多村恭平 |
| HM | 守屋Kスケ(平井さん)、太田絢子(サブキャスト) |
| ST | 梅津美羽(平井さん)、松野下直大(サブキャスト) |
| 編集 | 市原賢治(オフライン)、野田哲広(オンライン) |
| カラリスト | 伊藤創太 |
| MA | 吉崎雅章 |
| 音楽 | 鶴丸正太郎 |
| SE | 佐久間みなみ |
| I | たなかのりこ |
| CAS | 小峰顕介、和田竜二(平井さん)、前田莉菜(サブキャスト) |
| 出演 | 平井まさあき(男性ブランコ) |


