福井県は2025年度、イメージ刷新の一環として新たなキャッチコピーを公募し「いいとこ、掘りだくさん。」に決定した。これに続き、同コピーを視覚で伝えるロゴマークの公募を9月29日にスタートした。締め切りは11月25日。最終決定は2026年3月を予定している。
今回の公募は県民や県外の人々に福井の良さをより身近に感じてもらい、「福井に行きたい」と思ってもらうことが目的。キャッチコピーは、6月16日から8月7日までの募集期間に全国4348人から寄せられた2万3034点の応募作品の中から選ばれた。
採用された「いいとこ、掘りだくさん。」というコピーについて、審査員からは、「掘りだくさん」という言葉が「盛りだくさん」をもじった親しみやすさとユーモアを持ち、恐竜や文化、食など福井の多彩な魅力を想起させる表現として高く評価された。あわせて、「発掘県、ふくい。」「フクインパクト」の2作品が優秀賞に選ばれた。いずれも応募者名は現時点では非公開となっている。
このキャッチコピーを象徴するロゴマークの募集期間は9月29日から11月25日までで、年齢や職業、国籍を問わず応募可能。最優秀賞(1名)には賞金100万円、優秀賞(2名)には県産品カタログギフトが贈られる。
コピーの審査員を務めたキリーロバ・ナージャ氏(電通)、虎尾弘之氏(真空ラボ)、古川雅之氏(電通 Creative KANSAI)、三井明子氏(三井グループ)、三寺雅人氏(FACT)らがロゴについても審査を行う。
県では、新たなキャッチコピーとロゴを通じて、福井の魅力を国内外に一体的に発信し、観光や地域活性化につなげていく考えだ。新たなメッセージを軸に、県民が誇りを持って語れるブランドづくりを目指すとしている。

