トリンプ「世相反映ブラ」の舞台裏

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2011トリンプガール・河合ひかる

「2011トリンプガール」を務めるモデルの河合ひかる。「選ばれたのが信じられない。女性を美しく魅せるトリンプの魅力を多くの人に伝えたい」と意気込む=11日、東京流通センター(大田区)

下着大手トリンプ・インターナショナル・ジャパンは10、11日に開いた商品展示会「2011春夏トリンプコレクション」会場で、観光立国日本をテーマとしたブラジャー「ようこそ! 日本ブラ」を発表した。

「いかにトリンプの企業名を世に出すか」――。マーケティング本部広報室の担当者は、時勢や流行を取り入れたユニークなブラジャー製作について、「広告宣伝費が限られているなかで、多くの消費者に当社のことを知ってほしい、そうした考えから始まった企画」と話す。今では毎年恒例の企画として、「次は何を発表するのか」とメディアから問い合せが来るまでになった。

年2回、春と秋に発表される「世相反映ブラ」は、広報室主導で企画・製作する非売品。今回の「ようこそ! 日本ブラ」は、バスガイドの制服をモチーフにしたビスチェタイプだ。
「毎回、分かりやすい特徴を持たせるよう注意を払っている。細かく複雑にしてしまうと、取り上げられるときにメッセージがぶれてしまう」(広報室)
前部のボタンを押すと、それぞれ英語、中国語、韓国語で「ようこそ日本へ!」と観光客を迎える音声が流れる。肩ひも部分の飛行機は動くようになっている。
ちょっとした仕掛けを備えておくのは「取材時にその機能を説明する分、テレビに映る時間が長くなる」(同)ためだ。

時に「女性を馬鹿にしているのか」との指摘を受けることもあるが、「女性に不快感を与えないよう、企画に携わるスタッフは全員女性」だ。扱うテーマに思想の偏りを感じさせないようにも気を使う。今回は折悪しく、中国との外交関係に暗雲立ち込めるさなかでの発表だったが「中国のメディアも取材に来てくれた」。

「今、流行りのテーマではだめで、いかに先を読むかに苦労する。最近は、先回りして予想している向きも多いので、いい意味で期待を裏切りたい」
次回は2011年5月に新作を発表する予定だ。

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