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博報堂DY、通期業績を上方修正 営業利益135億円見込む

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博報堂DYホールディングスは4日、2011年3月期連結業績予想の売上高を9221億円から9310億円(前期比1.5%増)に、営業利益を100億円から135億円(同2.2倍)に、純利益は0円としていたが45億円(同3.5倍)に、それぞれ上方修正した。広告市場の回復傾向を受け、同社グループの10年10月~12月期業績が想定を上回ったことが主因。11年1~3月期も堅調に推移すると見ている。

同時に発表した10年4月~12月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.4%増の6720億7200万円、営業利益が3.3倍の84億2000万円、純利益が19億2100万円(前年同期は9億円の赤字)だった。

種目別の売上高は、主力のテレビが0.8%増と前年を上回ったが、他の3媒体が下回ったため、3.1%減と前年割れした。インターネットメディア(28.2%増)、アウトドアメディア(7.0%増)などが好調に推移した。

クライアント業種別では、20業種中「飲料・嗜好品」(3.4%増)、「情報・通信」(2.3%増)、「食品」(5.8%増)など8業種が上回り、「自動車・関連品」(3.4%減)、「金融・保険」(7.4%減)など12業種が下回った。

広告事業3社の個別業績では、博報堂は1.1%の減収、大広、読売広告社は増収だった。博報堂は売上構成比の大きな「情報・通信」「自動車・関連品」などの出稿が回復傾向にあり、10月~12月期では増収となった。