日本広告業協会(JAAA)は28日、会員社の中から2010年一年間で最も活躍したクリエーターに贈られる「クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」に、電通の髙崎卓馬氏(コミュニケーション・デザイン・センター・クリエーティブディレクター/CMプランナー)を選定したと発表した。「審査委員特別賞」は前年に続いて該当なし。「メダリスト」には岸勇希氏(電通)など8人が選ばれた。
髙崎氏は昨年、JR東日本の「新青森キャンペーン」やJRA「CLUBKEIBA」、サントリー、インテルなどを担当。JAAAは同氏を選んだ理由として、「圧倒的なスケール・量・クオリティ・知名度で、『メジャーキャンペーン・メーカー』の存在感を見せた」とのコメントを発表した。
今回は28社から37人がノミネートした。イベントやソーシャルメディアをからめるなどキャンペーン手法の多様化傾向を反映し、メダリストにはそうした分野で成果を挙げたクリエーターが選ばれた。
JAAAは、同賞の発表と受賞者会見を15日に予定していたが、東日本大震災の影響で発表を延期していた。表彰式は、5月31日の通常総会記念式典で行われる。
メダリストの受賞者は次の通り。
岸勇希(電通)▽細田高広(博報堂/博報堂アーキテクト)▽横澤宏一郎(タンバリン)▽篠原直樹(博報堂/博報堂アーキテクト)▽上野達生(BBDO J WEST)▽加藤哲志(モメンタムジャパン)▽中島達久(グレイワールドワイド)▽川越智勇(アサツー ディ・ケイ)
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