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「クールビズ」より「セーブビズ」 今夏を乗り切るオフィスファションを提案するサイトがオープン

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スーツ専門店が「脱スーツ」のすすめ

はるやまsavebiz

「SAVE BIZ」特設サイト。 今夏必須の「涼しい服装」を涼感別に4段階に分けて紹介している。 企業が自社の「クールビズ」の範囲を決め、 そのレベル感を全社で共有するのに便利。


 ※画像をクリックするとサイトが表示されます

紳士服販売のはるやま商事は23日、夏の暑さに対応する新たなオフィスファッション「save biz.jp(セーブビズ)」を提案するスペシャルサイトを開設した。

節電への取り組みが本格化する中、来たる7~9月は特に例年以上に厳しい暑さとなることが見込まれる。そうした今夏のオフィス環境を見据え、サイトではおしゃれで快適な、新しいオフィスファッションとして「セーブビズ」を提案する。

「セーブビズ」は、5月に同社が提唱したファッション概念。「クールビズ」のように、涼しい“スーツスタイル”を提案するのではなく、ポロシャツやクロップドパンツなど、これまでビジネスシーンにはあまり取り入れられることのなかったアイテムを、ビジネスウェアとして提案していく。

スタイルは、「クール指数」と呼ぶレベル別に4段階に分けて紹介。従来のクールビズを「クール指数1」として、レベルが上がるごとに涼感が増すスタイルとなっている。レベル別に示すことで、企業がセーブビズに取り組む際に、自社はどのレベルまで許容するのか、全社でレベル感を共有したり、社員に指導するのに役立つ。はるやま商事が展開する店舗では、商品にこの「クール指数」を示す表示をつけて販売を行っている。

快適なオフィスファッションの導入にはトップダウンも必要

同社によると、6月10~15日の期間のセーブビズ関連のワイシャツの売上は、同社が昨年同時期に販売したクールビズ強化ワイシャツと比較して約210%増。また同社が5月に東京・神奈川・埼玉在住の20~60代の男性1030人を対象として実施したアンケートの結果を見ると、90.2%が「クールビズの推進に賛成」と回答しており、ビジネスシーンの相手方の服装に対しても寛容な姿勢が見られた。一方で20代の若い世代の52.0%からは、上司の目や会社の方針が気になってクールビズの導入に踏み切れないという声もあがっている。

そこで、サイトでは現在、セーブビズへの賛同企業・団体を募集している。企業として賛同してもらうことで、経営者から全社へとトップダウンでセーブビズ導入を進めてほしいというねらいがある。募集開始の5月26日からおよそ1カ月が経過した6月23日現在で常盤薬品や新星堂をはじめ134団体が登録されている。賛同団体には、セーブビズのロゴデータを配布、社内で掲出するなどして活用してもらう。

同日23日からはセーブビズを訴求するテレビCMも放映を開始した。快適なファッションを選択することで、積極的に節電に協力するとともに、仕事を精力的に行うことができる環境をつくろうと、世の中のビジネスパーソンに広く呼びかけていく。