特設サイトがオープン
デザイン界・広告界のデザイナーたちがクリスマスオーナメントをデザインし、被災地に届けることで子どもたちに笑顔を届ける「ユニセフ 祈りのツリープロジェクト」の特設Webサイトが10日に立ち上がり、いよいよオーナメント制作のためのエントリーが可能になった。サイトを通じた参加の方法は次の通りだ。まず、サイトにアクセスし必要な情報を登録する。次に「トナカイ」「ブーツ」「ボール」「ツリー」「ハウス」の5パターンのうち、自分がデザインしたいオーナメントのパターンをひとつ選ぶ。これで、エントリーは完了だ。
申し込みから10日前後で組み立て式のオーナメント作成キットが届く。色を塗ったり、何かを貼りつけたり、手法は自由。同じオーナメントを3つ制作し、ユニセフに送付する。ひとつは被災地の子どもたちにクリスマス会でプレゼントされ、ひとつは東京都内で展示、ひとつはチャリティー販売が行われる。
オーナメント制作の参加目標人数は2000人。デザイナー、広告クリエイター、美大生。ひとりでも多くの人に会社や学校の壁を超え、参加してもらうことを目指している。
なお、サイト制作を担当したのは、博報堂アイ・スタジオの佐野勝彦さん。ロゴなどグラフィック関連を担当したのは博報堂の小杉幸一さん。ロゴには5つのオーナメントの要素を盛込み、“祈りがつまったツリー”を象徴するデザインにした。
5人のクリエイターが先行制作
サイト公開に先立って、5人のクリエイターにオーナメントを制作してもらった。トナカイを平林奈緒美さんが、ブーツを佐野研二郎さんが、ボールを水野学さんが、ツリーを佐藤可士和さんが、ハウスを森本千絵さんがそれぞれ担当した。
「震災から5カ月が経ち、原発など自分の身近に関係があることに関心がいきがちになっていました」と話すのは平林さん。オーナメントを作ることは、改めて被災地の子どもたちのことを考えるきっかけになったという。
どのオーナメントも各クリエイターの個性を存分に感じさせる一方で、人の心を楽しませ元気づける、デザインの普遍的な力を改めて私たちに教えてくれる。この5人に続いて、自分ならどんなオーナメントをデザインするか。ぜひ、一人でも多くの人にこのプロジェクトに参加してほしい。
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