2013年度 就職人気企業ランキング、電通が総合1位を獲得――業界全体がランクアップ傾向に

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楽天が8日に発表した、2013年度卒業予定の学生を対象とする「就職人気企業ランキング」で、電通が総合ランキングの1位を獲得した。同ランキングは、楽天運営の情報サイト『みんなの就職活動日記』にて登録学生を対象に行われたアンケート結果を同社が独自に集計したもの。調査期間は2011年10月3日~2012年1月9日で、2013年度卒業予定の学生6289人から回答を得た。

電通は昨年順位7位からのランクアップで、昨年1位の伊藤忠商事を抑えての快挙となった。この結果について、同社人事局 採用育成部の安部和起氏は、「2011年度から取り組んできた採用プロジェクトでは、人気ランキング1位をひとつの目標としてきた。マスコミや広告業界の就職人気が低下傾向にあるなか、広告の仕事の魅力が学生に伝わって嬉しい」と語る。

同社は2011年度の新卒採用活動から、学生参加型の個性的な取り組みを続けてきた。2011年3月に実施した「『電通ビルに10文字以内で夢を記入せよ。』プロジェクト」では、学生から募集した「夢のメッセージ」を社屋ビルに浮かび上がらせ、2012年度の採用活動では社員から学生に手書きの応援メッセージを郵送している。特に手書きメッセージ企画は、受け取った学生がツイッターで話題にするなどして、大きな反響を呼んだという。

2013年度の採用活動では初めてフェイスブックページを開設し、学生とのタッチポイントとして活用。今回のランキングと過去3年間の取り組みの関連性について、安部氏は「新卒採用は毎年ターゲットが入れ替わるため、これらの企画が順位に直接影響したとは言い切れない。ただ、先輩からの『電通の採用は面白かった』という一言が、当社に興味を持ってくれるきっかけになれば」と話す。

総合ランキングのトップ100には他に、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズが10位(昨年18位)、アサツー ディ・ケイが79位(昨年89位)にランクインし、大手広告会社のランクアップ傾向が見受けられる。新卒採用向けフェイスブックページの開設など、採用活動に新たな潮流が生まれるなか、これまでの順位にも変化が表れるかもしれない。

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