3月18日に「東北観光博」がグランドオープンする。それに先立ち、取り組みや主旨の説明を兼ねたPRイベントが15日に実施された。
「東北観光博」を実施するのは、国土交通大臣を委員長に、国土交通省、官公庁ほか東北6県、観光関連の団体らで構成される東北観光博実行委員会。目的は、東北地域への旅行需要の喚起、そして中長期的に地域が主体となった観光スタイルを実現することにある。従来型の観光地を巡る旅ではなく、滞在型観光、地域間の連携、地域と旅行客の交流など地域滞在型のプログラムの普及促進を図る。
具体的には東北全体を一つの博覧会会場と見たて、主要な観光地域28箇所を核となる「ゾーン」として設定。東北観光の情報を一元化したポータルサイトをオープンするほか、公式ガイドブックを発行。さらに各ゾーン入り口に地域観光案内人を置いた「旅のサロン」を設ける。また各ゾーンを回り、スタンプを集めることができる「東北パスポート」を発行する他、各地域の観光情報を提供する場となる「旅の駅」に登録してもらえる商店や施設を現在、募集している。「旅の駅」にも地域観光案内人を常置する予定だ。
説明会に参加した溝端宏観光庁長官は「東北6県には観光については厳しい現状があるが、貴重な観光資源がたくさんある。それぞれの県がいま応援してくれた皆さんに向けてありがとうの気持ちを込めて素晴らしい舞台を用意している。東北観光はまさに交流の場。東北の復興が結果的に日本の復興につながると思っている。日本国民あげて東北を元気にするというキャッチフレーズで盛り上げていきたい」と話した。
ポータルサイトは4カ国語で展開。またコールセンターも中国語・ハングル・英語で対応しているが、「東北観光博の主力は国内。まずは国内で周知してもらい、その後少しずつ広げていく」考え。今後、JNTOを通してのPRやイベント等でのチラシの配布なども予定している。東北観光博は2013年3月末まで開催される。
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