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ベクトル、マザーズに上場 目指すのは、アジアを代表するPRグループ

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左より、取締役・吉柳さおり氏、代表取締役社長・西江肇司氏、取締役・羽入敏祐氏、取締役・長谷川創氏。

PR事業を軸としたマーケティングを展開するベクトルは、27日にマザーズへ新規上場した。上場にあたり、ベクトル西江肇司代表取締役社長らが記者会見を行った。西江社長は、同社の強みは「従来の広報予算ではなく、宣伝予算とPRがリンクする市場を切り開いたことにある」とし、「今後目指すのは、アジアを代表するPRグループになること。WPPとオム二コムのようなモデルをPRの世界で確立していきたい」と話した。

そこに向けて、今後は次の項目を強化していく。まず国内市場でのNo.1 ブランドの早期実現を目指し、ブランド経営を推進すること。従来の戦略PRに加え、ウェブマーケティング、ソーシャルマーケティング、フェイスブックやアプリ開発など、ウェブPRを重視し、デジタル領域をさらに充実化させること。そして、日本企業の中国・アセアン進出に伴うPR戦略を担い、事業化していくことにある。

初日は公開価格1000円に対して初値1,160円、終値1,315円で終えた。