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スマートデバイス上で触れたコンテンツの記憶は定着しやすい?慶大と凸版が共同研究

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凸版印刷消費行動研究室と慶應義塾大学は21日、タブレット端末などスマートデバイス上で提示するコンテンツの記憶定着に関する共同研究を開始すると発表した。記憶に残る情報提示のあり方を脳科学の知見に基づき、定量的に評価するもの。同大心理学専攻の梅田聡教授と共同で取り組み、脳科学・心理学の知見や実験手法を活用する。

具体的には、スマートデバイス上に表示されるカタログやパンフレット、アプリケーションなどを閲覧中の利用者の生体情報を、認知神経科学の手法で計測。その結果から、コンテンツに対する利用者の記憶定着の程度を評価する。また従来の紙のカタログやパンフレットでの情報提示との比較も行うことで、電子メディアと紙メディアの相違点や共通点を調べる。

今後、凸版印刷ではこれらの研究をもとに「生体反応マーケティング」のサービスを開発し、2013年度に提供を開始する予定。教育コンテンツやプロモーションを手掛ける企業をターゲットに、2013年度に売上高3億円を目標に提案を行う。