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デザイン、食、アートをコンセプトとした列車「Tohoku Emotion」が秋にデビュー

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KOD Restaurant Train 0201v2

外観のイメージ


No.02a

ライブキッチンのイメージ


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「Tohoku Emotion」ロゴ


画像提供:JR東日本

JR東日本は、2013年秋以降に東北エリアで運行する新しい列車「Tohoku Emotion」(東北エモーション)を発表した。

これは、新しい鉄道の未来を切りひらく取り組みの一つ。同社では単なる移動手段ではなく、列車に乗ること自体が旅行の目的となるような、魅力的な列車づくりを進めており、昨年12月に大船渡線で運行開始した「POKÉMON with YOU トレイン」、2013 年度冬以降に釜石線で運行開始する「SL銀河鉄道(仮称)」に続くもの。東北観光の新しい観光コンテンツとして展開する。

「Tohoku Emotion」は「地域に生きる」をコンセプトとし、東北地方に広がる伝統や文化を発見・体験してもらうサービスや列車の空間、食を提案する。具体的には、インテリアデザインには東北地方に広がるさまざまな伝統や技術、素材を使用。地元の十和田市現代美術館が提案するアート作品や東北の景色を楽しめる空間となる。また、列車内には調理している様子を乗客に見てもらえるライブキッチンスペースを設け、東北の食材を使った料理を提供する。

外観のデザインは「デザイン、食、アート」をコンセプトに、列車自体をキャンパスに見立て、外観に「移動するレストラン」を描き出す大胆なデザインを行う予定。

デザインやアートを主とするこのプロジェクトには、さまざまなデザイナーらが参加している。総合プロデュースは、トランジットジェネラルオフィス 中村貞裕氏と岡田光氏。外観デザインは、3月16日にデビューする「スーパーこまち」や北陸新幹線E7系のデザインも手がけている奥山清行氏。インテリアデザインはインテンショナリーズ 鄭秀和氏が、ロゴデザインはタイクーングラフィックス 鈴木直之氏が手がけている。また、メニュー、マップ、パンフレット等のイラストレーションはKOBIRIのアキレス・グレミンガー氏と長谷部直美氏が担当している。

この列車は2013年秋以降に運行を開始。当初は八戸線での運転となり、臨時列車として土休日やゴールデンウィーク、夏休み、年末年始期間を中心に年間150日程度の運行を予定している。