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2020年東京五輪決定 スポーツマーケティングが時代を変える、社会を変える

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事業構想大学院大学理事長
宣伝会議代表取締役会長 東 英弥

9月8日早朝、東京上空に大きな虹がかかった。

2020年、東京での夏季オリンピック・パラリンピック開催が決定し、日本の空気は確実に変わり始めた。

多方面の協力と支援を得ながら、64年ぶりの快挙を果たした招致活動の成功はすばらしく、歓喜の気持ちでいっぱいになった。

一丸となって手に入れたこの機会は、今の時代の閉塞感を打ち破る、起爆剤の一つとなることは間違いない。7年後の東京、そして日本の姿を描きながら、遠くない未来に向けて皆が挑戦を始める。社会を担う人々は自信を取り戻し、若者は、かつて見たことのない変化を経験することになる。その間は黄金の時代であり、あらゆる企業にとって自社商品ブランドを広め、価値を高めるチャンスだ。大手も中堅中小(Sクラス、Mクラス)も、日本全国、地域と同時に世界各地、グローバルに名を広げ、展開する好機をつかむ。企業、メディア、広告会社は一体となって、時代を動かし、社会を変えて行く役割を担うことになるだろう。

東京五輪の経済効果は3兆円とも言われるが、これを確実なもの、上回るものにしていくためには、近年各国の分析と検証が必要であり、「宣伝会議」「ブレーン」をはじめ当社のメディアでも力を入れていく計画である。また、1964年開催時の動きを振り返り、特に企業のマーケティング活動が現在に続く流れも証明したいと考える。

世界最大のコンテンツである五輪を、東京の地で最大限に活かし、社会を変えていくには、企業、メディア、広告会社を核とした広告界が全面的に協力し、最前線で盛り上げて行くことが大切である。ぜひ皆で取り組みたい。