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SNSの声をもとにお客様と「共創」する

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エイチ・アイ・エス(以下、H.I.S.)では、SNSを積極的に活用。そのネットワークを基盤に、「共創」ブランディングを実践している。

ビッグデータは企業のマーケティングを
いかに進化させるか?


H.I.S. 事業開発室 室長 山岡隆志氏
日立システムズ スマートビジネス推進本部 本部長 齋藤尚樹氏
日立システムズ スマートビジネス推進本部 第一営業部 永井優氏

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(左より)山岡氏、齋藤氏、永井氏

齋藤:私たち、日立システムズは2013年の2月にオープンイノベーションサービス「Smart Business Gateway」を立ち上げ、(1)ソーシャルデータ、(2)オムニチャネル、(3)ビジネスマッチングの3つの軸で企業のデータ活用をサポートする体制構築をめざしてきました。H.I.S.さんはSNS上で、異業種企業とのコラボを積極的に展開されており、大変関心を持っています。

山岡:私たちは今、ブランディング活
動において「共創」を重視しています。共創の相手は様々で、ご指摘のような他社との共創の他、お客様との共創、さらにメディアやテクノロジー企業との共創など、様々な場面でこのテーマを意識した活動をしています。

現在、SNSの会員数は複数のプラットフォーム合計で約230万人を超えています。H.I.S.がSNS活用に積極的なのは共創を育むプラットフォームとして、有効と考えているからです。

永井:他社とコラボしたキャンペーンは、どれくらいの期間で企画を実現させているのですか。

山岡:お相手がいることなので通常、数週間程度はかかりますが、最短で実施しようとすれば1週間かけずに実現できます。このスピードで実現できるのは、手軽にコラボキャンペーンができるよう、「ソーシャル基盤」をつくっているからです。

SNSで効果的な投票やくじなど6種類ほどの基本機能を用意し、それぞれの企業とのキャンペーンに合わせて若干のカスタマイズで実装できるようにしています。

齋藤:ソニア リキエル、HMV、キリンビール、ジーユーなどコラボする企業の業態も多岐にわたるので、相互送客に寄与しているのでしょうね。

山岡:どのキャンペーンも1社では到底、実現できない成果が出ており、今後も他社さんとのコラボは進めていきたいと考えています。また当社ではメディアやテクノロジー企業とも共創関係を作ることが必要だと考え、今も「カカオトーク」、「t ab」、「Snapeee」、「Rett y」など、他社があまり活用していない段階から新規のSNSも積極的に使っています。

競合がまだあまり使っていないので、全力で当社のプロモーションに協力してもらえる。さらに、そのSNSが今後広がっていけば、先行者利益も得ることができるからです。SNSやマーケティングを支援するテクノロジーのようなプラットフォームは、優秀なマーケターの方たちに使ってもらえると、プロダクトとして鍛えられますので、自社で見つけた新しいSNSやテクノロジーを、他社のマーケターの方たちにお勧めもし、一緒に成長していける関係を作ることができればと思っています。

次ページ「SNSを使ったお客様との双方向のコミュニケーション」へ続く


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