The Martin Agency クライアントのコア・エクイティを増幅させるパートナーへ

「宣伝会議」12月号(11月1日発売)に、ニューヨーク視察研修ツアーのレポートを掲載します。視察から見えてきた米国広告ビジネスの今、そして日本の広告界がめざすべき方向性を5つのキーワードで捉えます。こちらも、ぜひご覧ください。
メディアリレーションマネージャーのKatherine Dorey氏(左)と、グループアカウントディレクターのBrad Higdon氏(右)。

広告ビジネスの代名詞とも言えるほど、多くの大手広告会社・制作会社がオフィスを構える、ニューヨークはマンハッタンのマディソン・アヴェニュー。しかし、いま業界の注目を集める広告・マーケティングエージェンシーの中には、必ずしもニューヨークに本社を置いていないところも多い。

ワイデン+ケネディはポートランド、クリスピンポーターボガスキーはマイアミ、T3はオースティン、そして今回の視察で、遠くニューヨークまで足を運んでくれたThe Martin Agencyで、本社はリッチモンドにある。

余談だが、同じくリッチモンドにある、広告・マーケティング分野で全米トップと評される大学院「VCU Brandcenter」のボードメンバーの座長を、同社のCEOのJohn Adams氏が務めていることからも、この地に根づいてビジネスを行う意識を感じられる。

1965年に創業し、約500人の社員を抱えるマーケティングフルサービスエージェンシー、The Martin Agency。同社といえば、カンヌライオンズ2015のフィルム部門でグランプリを受賞した、自動車保険会社・ガイコのCM「Unskippable」が記憶に新しい。他にも、オレオやウォルマート、ペイントブランドのベンジャミンムーアなどをクライアントに持つ。

各プロジェクトにおける同社のアプローチの特徴について、メディアリレーションマネージャーのKatherine Dorey氏は「ブランドに新しいエネルギーを注ぎ込むことを意識しています。まず、ブランドのコア・エクイティを見定めて、それを新しいビジネスチャンスにつなげるようサポートします。AからBに移行するというより、AからBを引き出すというイメージです」と話す。

次ページ 「目指すは、ブランドパーソナリティの確立」へ続く

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