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第4回カーデザインコンテスト受賞作発表

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自動車技術会デザイン部門委員会は、中高校生を対象とした第4回カーデザインコンテストの受賞者を決定。3月30日の表彰式で受賞作を発表した。本コンテストは、未来のカーデザイナーを育てる「カーデザイナー人材育成プログラム」の一環として4年前より開催。「カーデザイン」に興味を持ってもらい、優れた作品(受賞作品)に対してプロのカーデザイナーより指導を仰ぐことで、興味・技術のさらなる向上を目指している。

コンテストの目的について、デザイン部門委員会人材育成WGリーダーの菅原重昭さん(トヨタ自動車)は、「燃料電池などの新動力源、交通インフラ、人工知能などクルマ文化を変革する多様な技術インパクトが進んでいます。こうした新しい価値を生み出し、具現化するためにカーデザインの分野もクリエイティビティを高めていく必要があります。感受性が高く、人生観や職業観の形成期にある中高生に向けて創造の楽しさ、カーデザインの魅力を発信することで、志望者の裾野を広げ、世界をリードする優れたカーデザイナー誕生につなげていきたい」と話した。

テーマは「10年後の暮らしを楽しくするクルマのデザイン」(募集期間2015年11月1日~2016年1月20日迄)。既存のクルマにとらわれない、まったく新しい発想のオリジナリティあふれる革新的なデザインを募った。応募資格は中学生、高校と高等専門学校の1~3年生が対象(海外在住も可)。自分が考えているイメージや機能が絵に表現されているか。新規性、進歩性、独創性などの視点を踏まえて、厳正に審査された。

評価はプライオリティ(近未来への貢献度)、オリジナリティ(独創性、個性)、リアリティ(近未来への実現性)、デザインテーマ性(魅力あるデザインテーマか)、技術テーマ性(魅力ある創意工夫、テーマか)といった5項目を三ツ星スタイル(★★★)のレベル評価。過去最多の応募作品数333点(高校生303点、中学生30点)のうち受賞作品は以下の6点に決まった。グランプリに選ばれたのは市川菜月さんの「マウンテンレスキューロボcar」。中学生がグランプリを受賞したのは初となった。

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