渋谷を“クリエイティブワーカーの聖地”へ 東急電鉄、渋谷再開発の詳細計画を公開

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(c)東京急行電鉄(株)

2012年の渋谷ヒカリエの開業を皮切りに、東京急行電鉄では現在、渋谷駅周辺で6つの街区で大規模な再開発事業を進行している。2017年春に開業予定の渋谷宮下町計画、および2018年秋に開業予定の渋谷駅南街区について、詳細計画の発表会が10月24日開かれた。

記者会見ではまず、渋谷駅周辺および広域渋谷圏の最新VR映像が公開された。東急電鉄と渋谷周辺地区のこれまでの歩み、そして今後の計画のイメージをつかむことができる。

 

クリエイターの創造活動拠点目指す「渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)」

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「渋谷キャスト」ロゴ。ネーミングの「キャスト」は、この場所に集う多種多様な個性を持ったクリエイターたちを表している。
(c) 渋谷宮下町リアルティ(株)

2017年春に開業する渋谷宮下町の新施設名称は「渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)」。渋谷と原宿を結ぶキャットストリートの起点に位置し、クリエイティブ関連の活動を行う国内外の入居者のため共同住宅やシェアオフィス、カフェやイベントスペース、ギャラリーなどから構成される。渋谷の街を一望できる80戸の共同住宅や小型スーパーの入居によって、「暮らす」「働く」場を再定義する新しいコミュニティスタイルを支援する。

オフィスフロアには、アパレル企業のベイクルーズグループ本社オフィスが移転し、満室稼働でスタートする予定だという。

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キャットストリートの起点に開業する。
(c) 渋谷宮下町リアルティ(株)

外観イメージ。
(c) 渋谷宮下町リアルティ(株)

シェアオフィスはco-labが運営を行う。
(c) 渋谷宮下町リアルティ(株)

共同住宅イメージ。居住者同士のコミュニティ活動をサポートする共用スペースも設置する。
(c)東京急行電鉄(株)

クリエイティブワーカーの聖地「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」

2018年秋の開業を予定している渋谷駅南街区プロジェクトの、施設名称は「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」。旧東横線渋谷駅および線路跡地とその周辺敷地に位置する大規模複合施設だ。事業コンセプトを「クリエイティブワーカーの聖地」 とし、渋谷エリア最大級のオフィスを開業し、渋谷周辺のオフィス不足問題の解消の一手とする。ほか、ホテルや商業施設、ホール、カンファレンス、インキュベーションオフィス、そして自転車通勤者向け施設や保育所など、多様なワークスタイルを支援する体制を整えることで、仕事と遊びがボーダーレスなクリエイティブワーカーに選ばれる施設を目指すという。

また、渋谷駅南側方面への歩行者ネットワークを整備し、隣接する渋谷川および水辺空間の再生・整備もあわせて行い、緑豊かな約600mの遊歩道を整備する。渋谷から代官山方面まで続く新たな賑わいあるストリートの創出を目指す。

「渋谷ストリーム」ロゴ。新しいアイデアを表す「!」とここに集まる人「 i 」の交差を表す。
(c)東京急行電鉄(株)

渋谷ストリームの事業コンセプト。
(c)東京急行電鉄(株)

完成イメージ。
(c)東京急行電鉄(株)

渋谷川の水の流れを、官民連携のもと、清流復活水を活用した水景施設の整備により再生する計画だ。
(c)東京急行電鉄(株)

発表会では、ミュージシャンで渋谷観光大使 クリエイティブアンバサダーの小宮山雄飛氏と東京急行電鉄 都市創造本部の西澤信二氏による「現在と未来の渋谷を語らうトークセッション」も行われた。自身も原宿生まれであるという小宮山氏は「渋谷は『奥渋』『渋二』など、すり鉢状の中心から文化が周りにどんどん広がっていくのが魅力」と語り、西澤氏は「この再開発によって、広域の渋谷圏が世界から注目されるようになればいいと考えている」と応じた。

左が渋谷観光大使 小宮山雄飛氏、右が東京急行電鉄西澤信二氏

2019年以降も、南平台プロジェクト、渋谷駅街区東棟、道玄坂一丁目駅前地区、および渋谷駅桜丘口地区などの新施設開業が続々と予定されている。これらの再開発を通じ、東京急行電鉄では、世界を牽引する新しいビジネスやカルチャーを発信のステージ「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指す。各開発計画の詳細は今後逐次発表される。

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