北海道内の新聞各紙に掲載された広告が一部で話題になっている。東京都や大阪府、新潟県など15の都府県が北海道の白地図内に収まっているもので、キャッチフレーズは「日本は小さい。北海道は大きい。」。北海道の広大さがひと目でわかる広告だ。
広告主は北海道広告業協会。道内に本社や支社を置く広告会社37社による正会員のほか、地元媒体社などによる賛助会員からなる。「ここが強みだ、北海道」というテーマで正会員社から募った広告案の中で、最優秀賞に選ばれたものだ。サイズは半5段で、北海道新聞のほか朝日、毎日、読売、日経、日刊スポーツ、道新スポーツ、スポーツニッポンの各紙に今年6月から掲載されている。
事務局には、授業で使いたいという学校教員のほか、論文に引用したいという大学や医療機関からの問い合わせが多く寄せられている。「奈良県の教員の方からも連絡をいただいた。旅行で北海道に来ていた時に新聞で見つけたそう」(北海道広告業協会の藤原裕倫事務局長)。この事業は同協会が地域貢献の一環として実施したもの。毎年実施しているが、今回は特に反響が大きいという。
制作したピーアールセンター(札幌市)のアートディレクター・花田剛氏によると、自宅にある子供向けの日本地図からヒントを得たという。東京、大阪、神奈川、京都の主要都府県のほか、北海道と観光面で比較される沖縄県、琵琶湖のある滋賀県、形が特徴的な石川県は先行して入れた。「都道府県をやみくもに入れるのでなく、見る人が北海道の広さを感じてもらえるような表現を心がけた」(花田氏)。大きな反響については、「広告の反響は、必ずしも露出量やスペースの大きさに比例しないと今回の作品を通じて感じた」とコメントした。
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