アートディレクター・吉田ユニの個展「Dinalog」が、11月15日から東京・原宿のラフォーレミュージアム原宿で5年振りに開催される。
吉田ユニは、1980年生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザインに入社。野田凪主宰の宇宙カントリーを経て2007年に独立した。
これまでにラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアル、Mercedes-Benz Fashion Week Tokyoキービジュアル、KIRIN、LOWRYS FARM、星野源やCharaのCDアートワーク、野田秀樹演出舞台「半神」のアートディレクション、渡辺直美展のビジュアル、野性爆弾 くっきー!のイベント「超くっきーランド」へのアートワーク提供など、ジャンルを超えて独自で、インパクトのあるビジュアルを展開している。
本展では、今回のために撮り下ろした新作や、これまでに手掛けたさまざまな作品、さらに作品の創作過程を公開。貴重なラフスケッチや撮影のために制作されたプロップやウィッグ、メイキング動画などを展示する。
「吉田ユニ」の名付け親である大貫卓也氏は、「ユニ」という名前を「ユニーク」から取ったことを明かした上で、次のようにコメントを寄せている。
「合理性をきどったシンプルデザイン、カが抜けたゆるいフラットデザイン、カワイイに傾倒する装飾性デザイン、そんな同質化してしまったパソコンに支配された現代デザインに足りないものは、従来のカテゴリーに分類されない、新しくて個性的なビジュアルの表現です。だからこそ今、吉田さんの存在は光っている。
トリックアートの手法を現代的に翻訳しなおした吉田さんのアイデアは、いわゆるモード表現を装っているが、小学生でも喜んでしまうユーモアとポピュラリティーを持ち合わせたアトラクションです。これは吉田さんの観客にむけたサービス精神が可能にしたことであって彼女特有のコミュニケーション手法。マスコミュニケーションが機能しにくい昨今、表現について考えてみる良い機会だ」
本展の会場構成は、 JTQ代表であるスペースコンポーザー 谷川じゅんじ氏。本展のために特別な什器を用意する。
また、会期中の11月20日(水)には吉田と谷川氏によるトークイベントを、11月21日(木)には野性爆弾 くっきー!によるトークイベントが開催される(詳細・参加方法はHPにて確認のこと)。
■吉田ユニ展「Dinalog」
会期:2019年11月15日(金)~12月1日(日)
会場:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6階)
入場無料
URL:https://www.laforet.ne.jp/museum_event/YuniYoshida/
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