11月18日から東京・表参道駅コンコースで、「いい夫婦の日」という写真展が始まった。
本展に並んだのは1.8m×1.8mという大きさの、10組の夫婦のポートレイト。いずれも顔や身体に先天的、あるいは後天的に外見でわかる症状を持つ人とその配偶者である。
これらのポートレイトを撮影し、個人として本展を企画・実施したのはフォトグラファー 宮本直孝氏だ。1990年にイタリアに渡り、オリヴィエーロ・トスカーニに師事後、2005年に帰国。以降、広告、ファッションなどのフォトグラファーとして活動している。
宮本氏は、2012年に「ロンドンパラリンピック選手写真展」、2016年に「Portraits of Refugees in Japan-難民はここにいます。」、2017年に「母の日」(ダウン症のある子供とその母のポートレイト)を同じ場所で開催。本展はそれに続く自主企画で、11月22日の「いい夫婦の日」にあわせての開催となった。
「こうした方々の写真を通して、結婚とは、夫婦とは、容姿とは、内面とは、差別とは、そんなことを見た人に考えていただきたい。世の中にはたくさんいらっしゃるはずなのに普段お目にかかることも少ないそう言った方達も、いわゆる健常者と同じように生活していらして、特別視する存在ではないということもお伝えしたいと思います」と、宮本氏。
開催場所は、通常ADウォールとして使われている、改札からスパイラル、青山学院に向かうコンコース。作品は、11月24日まで展示されている。
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