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イケアが世界初の法人向け都市型店舗オープン

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イケア・ジャパンは2月20日、同社初の法人向けプランニングスペース「IKEA for Business」(東京・渋谷)を開業した。こちらは会員制で、登録すると、イケアの専任アドバイザーがオフィスや店舗、飲食店、民泊用宿泊施設などのインテリアプランニングサービスを提供する。

会員登録費や年会費は無料、プランニングサービスは予約制だ。プランニングは1部屋につき9900円(税込)とするが、1店舗でイケアの製品20万円以上を購入すると、同額分のイケアのギフトカードを還元する。

店内は455平米で、「レストラン/カフェ」「アパレルショップ」「民泊」「美容院」など法人向けのスペースを提案する6種のブースと、企業のオフィスを提案する「ワークスペース」エリア、そしてテレワークを推奨する企業向けのホームオフィスの提案エリア「style box」を用意した。

ルームセット「レストラン/カフェ」

ルームセット「美容院」

ホームオフィスの提案エリア「style box」

従来、車で行くような郊外の大型店舗をメインに展開してきたイケア。イケア・ジャパン代表取締役社長兼チーフサステナビリティ・オフィサーのヘレン・フォン・ライス氏は「都心に法人向けのプランニングスタジオを開業するのは世界初の試み。急速に変化しつつあり、東京の中心地ともいえる渋谷で、よりよいワークスペースの提供に貢献します」とコメントした。

IKEA for Businessストアマネジャー 菊池武嗣氏は、「昨年12月にIKEA for Businessの開始を発表してから今日までで、すでに260社以上のメンバー登録をいただいており、予約も順調に伸びています。働き方改革が叫ばれる中で、当社が提案したいのは家具だけでなく働き方そのもの。当店では特にスモールオフィス、飲食店、小売店、ホスピタリティの分野に力を入れて提案していきます」と述べた。

イケアはこれまで一般客向けの都市型店舗をフランス・パリやアメリカ・ニューヨークに展開してきた。同じ形態の店舗を、国内では4月25日に原宿にオープン予定。原宿店オープンに合わせ、バーチャルモデルのimmaを起用し、情報を発信していくという。