第19回佐藤敬之輔賞に臼田捷治氏と朝日新聞社編集局デザイン部

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日本タイポグラフィ協会は3月1日、第19回佐藤敬之輔賞の受賞者を発表した。個人部門では、雑誌『デザイン』の元編集長で文字文化、グラフィックデザイン、現代装幀史などの分野で執筆活動をする臼田捷治氏が、企業・団体部門では朝日新聞社 編集局 デザイン部がそれぞれ受賞した。

佐藤敬之輔賞は、タイポグラフィの重要性や科学性をアピールするために2001年に発足。タイポグラフィに関する革新的な提言や発言、研究発表、デザイン教育など、多方面に及ぶその活躍によって、協会の発足時から協会活動の基盤に多くの影響を与えてきた書体デザイナー 佐藤敬之輔氏の名を賞名に定めている。

昨年9月3日には協会員の推薦による選考委員5人による選考会を実施。ゲスト選考委員の編集者 宮後優子氏、日本タイポグラフィ協会 理事長 高橋善丸氏、同 専務理事 工藤強勝氏、同 監事 中島安貴輝氏、同 副理事長 兼 選考委員長 大崎善治氏が参加した。

臼田捷治氏の受賞理由について、同協会は「杉浦康平氏の展覧会の監修や書籍の執筆などの仕事をはじめ、日本や東アジアのグラフィックデザインや出版文化、書やタイポグラフィに特化した執筆の数々など、長年にわたるデザイン分野でのジャーナリストとしての活動を評価しました」とコメント。

また朝日新聞社 編集局 デザイン部については「日々伝えられる膨大な情報を、視覚的な仕組み=タイポグラフィ、インフォグラフィックスを駆使して紙に馴染んだ読者とWebに馴染んだ読者の両者へわかりやすく、かつ魅力的な紙面作りを展開する姿勢は、新聞記者が文字で記事を書くことをデザインで行っていることと同義であり、まさに報道デザイン・デザインジャーナリズムだと言えます。またその紙面づくりは、他の新聞社にも多大な影響を与えており、新聞の中でのデザインの役割を再認識・牽引する存在になっていることも加えて評価いたしました」と述べた。

授賞式は、4月17日に「ワテラスコモンホール」(東京・御茶ノ水)で開催予定。

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