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健康無関心層を刺激!大阪府×QUOカードPay「アスマイルで300円分もらえるねん」キャンペーンの舞台裏

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大阪府は、歩数や健康診断の受診、体重・血圧の記録などによってポイントが貯まり、ポイント数に応じて定期的に行われる抽選に参加できるスマホ専用アプリ「アスマイル」を府民向けに運用している。新たにデジタルギフト「QUOカードPay」とコラボした「アスマイルで300円分もらえるねん」キャンペーンを実施したことで、認知度も登録者数もうなぎ昇りだという。従来のクーポン型賞品とは何が違うのか? 
プロジェクトに関わった大阪府健康医療部健康推進室 国民健康保険課事業推進グループの小山秀男氏、上田玄氏、都築和奈氏 、松浦由季氏に、成功のポイントを聞いた。
(インタビュアー:株式会社クオカード 西日本営業部 平井里佳)

左から主事の松浦 由季氏、総括主査の上田 玄氏、課長補佐の小山 秀男氏、副主査の都築 和奈氏

導入の手間なく“健康行動”につながるアプリのダウンロードを促進

小山:2019年10月28日から本格運用を始めた「アスマイル」は、平均寿命・健康寿命ともに全国平均を下回る大阪府の現状を改善しようと開発された健康アプリです。とくに国民健康保険に加入している自営業や会社を退職された方など、健康づくりを後回しにしがちな層など、いわゆる“健康無関心層”の行動変容を促したい、地域による健診受診率等のバラつきを減らし、大阪府全体の健康意識を底上げしたいという狙いからスタートしました。

平井:健康診断の受診、体重・血圧の記録、健康コラムを読む、歩く、歯を磨くなど、健康行動を実施するごとにポイントを付与することで、府民の皆さんの背中を押そうというわけですね。たしかに厚生労働省も保険者のインセンティブを強くすることで健康寿命の延伸をすすめよと働きかけていますが、“健康無関心層”の気持ちを動かすのは難しかったのではないですか?

小山: まず、2019年1月21日から5月31日まで、大阪市、門真市、岬町の在住者を対象としたモデル実施を行い、登録者数は1万7,000人まで伸びたところですが、「ダウンロードの方法がわからない」「登録しようとしたができなかった」といったご意見を受け、10月には操作性の見直しを含めてアプリの全面リニューアルを行いました。貯まったポイントで抽選に参加すると、コンビニでコーヒーやスムージーが当たるクーポン機能も一定の評価を得ましたが、11月末時点で3万5,000人と、2019年度末までに10万人の登録という目標には遠く及ばない伸び率だったため、打開策を探していたんです。

平井:そこで、デジタルギフト「QUOカードPay」とのコラボキャンペーンの実施を検討されたわけですね。12月のキャンペーン直後は、1日200件ほどだったダウンロード数が1万件を突破するほどになり、登録者数はキャンペーン後に9万3,000人へと急伸したと伺いました。「QUOカードPay」に、他社の電子マネーとの違いや従来のクーポン型賞品にはない魅力を感じていただけましたか?

小山:なんといっても、本登録の先着33,333名様に「QUOカードPay」300円分をプレゼントするという数字的インパクトのある特典を打ち出せたことです。たとえば、ご当地グルメを賞品にして話題を集めることもできるでしょうが、これを大勢に発送するとなると、人手とコストがかかるうえに宛先誤りや消費期限などのリスクを負うこととなり、プロセスを慎重に検討しなければなりません。その点、「QUOカードPay」はURLをアプリに送信するだけで手続きは終わりで、QUOカードPay独自のIDを取得したり既存アプリと連携したりする必要がないという、使い勝手の良さは素晴らしいと感じました。

簡単便利&使えば使うほどお得だから継続できる

小山:「QUOカードPay」の活用をキャンペーン特典だけに限定するのはもったいないので、「アスマイル」の「週トク」、「月トク」抽選の特典にも使わせていただくことにしました。ほかの自治体にも同じような健康マイレージ事業はあると思いますが、大阪の人は“お得感”や“お手軽さ”に対して敏感なので、毎週の抽選「週トク」、毎月の抽選「月トク」を設け、毎週の抽選は1,000ポイントで、毎月の抽選は5,000ポイントと日々の健康活動の目安としてわかりやすいポイントを設定したことと、特典の選択範囲の可能性を広げ、モチベーションが保ちやすくなるよう工夫しています。

平井:ポイント数という数字で自分の努力が“見える化”されるだけでも頑張ろうという意欲が沸きますし、貯まったポイントが「QUOカードPay」に替わるかもしれないと思えば、繰り返し抽選にチャレンジしてみたくなりますよね。健康行動を続けるほど“お得”も続き、その楽しみのためにまた行動するという、良いサイクルが回りそうです。

小山:キャンペーンを告知するテレビCMでは「歩くだけで儲かるねん」とちょっぴり大袈裟に表現されていましたが、日々のちょっとした行動がポイントにつながるということを印象的にアピールできたのではないかと思います。また、「QUOカードPay」のことを知らない、電子マネーに不慣れな方がいても、「QUOカード」の知名度の高さから安心して受け入れてもらえるのではないかと思っていました。

 

平井:行政が運営する健康アプリだからという信頼感がベースにあってのことだと思いますが、「QUOカードPay」と行政とのコラボは今回が初めてでしたので、成果が上がって嬉しいですね。はじめは、QUOカード(カード型)を特典にする案もありましたが、最終的にデジタルギフトの「QUOカードPay」を選択されたのは、なぜですか?

小山:面倒な銀行の口座登録やクレジットカード情報、名前やメールアドレスなどの登録も必要なし、専用アプリのダウンロードも不要、受け取ってすぐに利用でき、不足分は現金と併用可能(※)といった「QUOカードPay」の特長が、ユーザーにとっても魅力的だと感じたからです。

ちょうど、消費増税後の還元サービスなどで、キャッシュレスサービスを受け入れるムードが高まってきたタイミングとも重なり、有体化していないデジタルギフトのほうがニーズが高まるだろうと考えました。おじいちゃん、おばあちゃんが自身の健康行動で貯めたポイントを「QUOカードPay」に交換してお孫さんにプレゼントする、なんて使い方も素敵だなと考えました。

※券売機や無人レジでは現金等との併用は出来ません。

府民がインフルエンサーとなり「いのち輝く未来社会」の実現を

小山:2020年1月に大阪・梅田で開催した健康イベントでは、「アスマイル」の画面を手にお越しいただいた方がたくさんいらして、大きな手応えを感じました。利用者との接点が増えることによりアンケート実施などがスムーズになれば、予防医学のエビデンスに生かせる健康データの母数を効率よく集めることができるでしょうし、協力してくださった方にはポイントが還元され、次のアンケートの協力にも期待できるという好循環が生まれます。府民のみなさまの健康行動とともに、2025年の大阪万博に向けて、「いのち輝く未来社会のデザイン」の基礎を築いていきたいですね。

平井:健康行動は、「ねばならぬ」になると苦しいものになりますが、行動がポイントになり、ポイントが「QUOカードPay」に替わることで、自分が得をしたり、ご家族やお友達にギフトを贈る喜びが増えたりすると考えると、楽しいアクションになります。今回のキャンペーンをきっかけに、大阪府民の皆さんが「アスマイル」を広めるインフルエンサーになってくだされば頼もしいですね。

小山:年度末には、都道府県別で、日本一ユーザー数の多い健康アプリになっているはず。さらに年に10万人ずつ登録者数を上積みして、2021年度末には30万人の登録を目指し、健康指標の改善につなげていきます。これからも大阪府が進める「アスマイル」へのご理解ご協力をお願いします。

おおさか健活マイレージ「アスマイル」WEBページはこちら

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