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【Kindle Unlimitedで読める】広告コピーに学ぶ〈伝わる伝え方〉の書籍

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「外出を控えましょう」「買い物は3日に1回程度に」「感染を広げかねない業者は営業しないように」――新型コロナウイルス感染症の拡大で、こうした「お願い」を見聞きする場面が増えました。内容が適切で正しくても、それがうまく伝わるかどうかは別。大義を傘に自粛を迫るような表現の仕方では、反感を買って逆効果になってしまってもおかしくありません。そうでなくても、コミュニケーションには行き違いがつきもの。「Amazon Kindle Unlimited」で読める当社刊行書籍をご紹介します。きっと、「伝え方」のモヤモヤを晴らしてくれるはずです。

頑張って伝えようとすればするほど、「伝わらなくなる」

『伝わっているか?』小西利行

『伝わっているか?』小西利行

新型コロナウイルス感染症の拡大で、在宅勤務へ移行し、家族と居室を共にする時間が増えている方、反対に、人々の暮らしを支えるために勤務時間が増え、家族と過ごす時間が減っている方――ライフスタイルがこれまでと異なっている方は少なくありません。

自宅学習が求められていて、

「子どもにもっと勉強させたいのに、何を言ってもやる気を出してくれない」

という悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

在宅勤務のために「リビングの掃除をしてほしい」。それを手伝ってもらうにはどんな伝え方をすればいいのか。

感染症の流行がなくたって、人は毎日、仕事をして、ふつうに暮らしていたとしても、コミュニケーションの悩みにつきまとわれます。

この本には、そうした悩みを解決するための伝わる言葉の作り方、「伝わるメソッド」の精髄がまとまっています。

言葉の表現の本質は、26人の視線が交わるところにある

キャッチフレーズは単なるレトリックと言われることがあります。もしそうなら、どれほど楽だったことか……と感じる方もいるのではないでしょうか。

「面白いこと言うね」「うまいね」で終わるのと、予算を割き、仕事として「実現したい」と心を動かすのでは、雲泥の差があります。

こうした、コピーライターが持つ「言葉を使って心を動かすスキル」は、ビジネス全般で使える万能スキルです。どんな仕事であれ、言葉を使って人と人をつなぎ、他者と思いを共有する必要があります。だからこそ、そのメソッドは各人各様となるのです。

それでも、部分部分で、同じことを異なる仕方で表現しているのでは……と思えることがあります。

『コピーライティングとアイデアの発想法~クリエイターの思考のスタート地点~』

『コピーライティングとアイデアの発想法~クリエイターの思考のスタート地点~』

トップクリエイター26人それぞれの「アイデア発想の起点」を紹介しているこの本では、

アイデアを横へ横へと広げ、ともすれば本質から遠ざけてしまう「切り口」という言葉の落とし穴、「社会」と向き合い、知り、感じ、それと響き合う何かを見つけることの大切さ――
〈違い〉は重要だけれど、それは受け手が求めているポイント?――
知れば知るほど、情報を集めれば集めるほど、自分の視点が「ふつうの人」から遠くなっていく。だから最初の感覚を記録しておく――

など、十人十色のエピソードに基づいて、「伝わる」ようにするための要点がふんだんに盛り込まれています。

同じ山であっても、違う角度から見れば、その姿(表現)は変わるもの。しかし、元は同じ山でもある。

26人の視線が交差するところには、どんな本質があるのか。

それを探しながら、各著者の要点をご自身の仕方で結んでいってみてください。

〈並のコピーライター〉ではなく、〈いいコピーライター〉になるために

お店に人を呼べないなら、eコマースを活発化させて、1人でも多くの人に商品を届けたい――いま、数多くの方がそう考えているのではないでしょうか。

ECサイト自体や、商品のキャッチフレーズを書いてみよう、という機会はこれからもっと増えるかもしれません。

法人でなくても、C to C(個人間)のECも利用する場面が多くなってきています。

そうして、より「広告コピー」に関心が出てきた方におすすめしたいのが、

『広告コピーってこう書くんだ! 相談室(袋とじつき)』谷山雅計

『広告コピーってこう書くんだ! 相談室(袋とじつき)』谷山雅計

です。

「コピーライターに『向き、不向き』はありますか?」
「どうすれば、自分らしい個性のあるコピーが書けますか?」
「自分の発想に自信を持てなくなることがあります」
など、前作『広告コピーってこう書くんだ! 読本』の読者から寄せられた多くの質問より、普遍的なテーマをピックアップした第一部、

キャンペーンコピーの作り方について体系化し、

「シンボルとして、合言葉として目に飛び込んでくるか、強く耳に残るか」「くり返されると、どうなるか」「どんなプラスを残していけるか」「単に面白いだけではなくて、〈実現したいもの〉になっているか」

などのチェックポイントを解説した第二部となっています。

本の隅々には、

人間は、少しでも頭を使って「わかった!」と思ったことは、長く記憶しているもの――
人々やメディアがキャッチフレーズを口にするとき、ほとんどは冗談であったり、からかうように見出しにしたりする――

といった鋭い洞察がちりばめられており、

意味のない文がひとつもない一冊です。

前作『広告コピーってこう書くんだ! 読本』未読の方は、そちらから開かれることをおすすめしますが、

逆に『広告コピーってこう書くんだ! 相談室』→『広告コピーってこう書くんだ! 読本』→『広告コピーってこう書くんだ! 相談室』の順だと、なるほど感が倍増します。