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全国の地方鉄道で「鉄印帳」スタート、日本旅行・読売旅行が支援

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第三セクター鉄道等協議会(三セク協)は7月10日、「御朱印」ならぬ「鉄印」を集める「鉄印帳」事業を開始する。

三セク協に加入する鉄道会社は、関東地方では野岩鉄道、わたらせ渓谷鐵道、真岡鐵道、鹿島臨海鉄道、いすみ鉄道など5社で、全国では40社ある。今回は三セク協が発案した「鉄印帳」のアイデアをもとに、事業に賛同した読売旅行出版社が商品化した。

さらに、日本旅行と読売旅行が「鉄印帳の旅」として旅行商品化し、7月10日より発売する。「鉄印帳」参加者の増加の後押しや、地方鉄道の利用者増、厳しい環境下で奮闘する地域経済・観光業の活性化などが目的。

(左から)読売旅行 坂元社長、三陸鉄道(第三セクター鉄道等協議会副会長)中村社長、日本旅行 堀坂社長

2200円(税込)の鉄印帳を各鉄道会社の指定窓口で購入し、乗車券を提示、記帳料(300円から)を支払うと、各社オリジナルの鉄印がもらえる。40社すべての鉄印を集めると、希望者には有料でシリアルナンバー入りの「鉄印帳マイスターカード」が贈られる。

「鉄印帳」(左)と、「鉄印」のイメージ。鉄印は、手書きやスタンプ、プリントなどがあり、イラスト入りやカラフルなものなど、各社意匠を凝らした。

将来的には、鉄印帳や鉄印帳マイスターカードを提示すると、沿線の飲食店や土産物店で割引を受けられたり、イベントに優先参加できたりする特典をつける予定。取り組みを通じて、「三セク鉄道に乗る、沿線を訪ねる、地域産品を買い求め、特産品を味わう」というムーブメントの発信を目指す。

なお、日本旅行と読売旅行は2019年、両社の強みを活かした企業価値の向上やサービス強化を目的に業務提携している。