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TBWA\HAKUHODOと専門家、画像でわかるコロナ禍の災害対応指針を発表

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TBWA\HAKUHODOと一般社団法人FUKKO DESIGNは6月30日、大雨や台風による自然災害の発生時の行動指針をまとめた「コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版」を発表した。

コロナ禍で災害が起きた際のフェーズを「(1)風水害が起きる5日前~前日」「(2)風水害が発生する直前/発生時」「(3)避難所にいる時」の3つに分け、すべき行動を画像にまとめたもの。さらに、各フェーズにつき4つのテーマを設け、画像にまとめた。

「(1)風水害が起きる5日前~前日」のフェーズでは、「1.家の外と中の備えをチェックしよう」「2.ものの備えをチェックしよう」「3.最新の情報を入手しよう」「4.自分にあった避難を考えよう」というテーマを設定。デザインは理解のしやすさ、SNSでの拡散性を意識したという。

「(2)風水害発生:直前/発生時」。「1.危険な場所には絶対に近づかない」「2.避難判断のための情報を入手しよう」「3.避難する直前に必ず確認すべきこと」「4.避難するときに必ず気を付けること」の4つの行動指針を示した。

企画の背景について、プロジェクトリーダーのTBWA\HAKUHODO兼FUKKO DESIGN 木村充慶氏は、「3月頃から、新型コロナウイルスの感染が広がる中での災害対策について、多数相談を受けました。しかしながら、感染症が蔓延する中での災害の経験はなく、専門家の方々の意見、政府の指針、メディアのニュースなどもさまざま。『これだ!』というものが無かったんです。それならば、民間の有志という立場で行政などが提言しにくい部分も踏み込んで説明しよう、と有志が集まって今回のプロジェクト開始に至りました」と話す。

内閣防災官房審議官 佐々木晶二氏、災害支援団体の調整などを行うJVOAD 事務局長 明城哲也氏などに声をかけ、チームを結成。気象専門家などへの取材を経て、コロナ禍で災害が起きた際にどのようにすればよいかをまとめた。

今回の取り組みは、TBWA\HAKUHODOが今年度開始した社内プロジェクト「TH for GOOD」の一環でもある。クライアントのビジネスやブランドの成長に貢献する立場として社員の積極的な「ソーシャルグッド」への貢献を後押しするもので、今回も同社の有志のデザイナー、コピーライターなどが参加した。

◆プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー/木村充慶(TBWA\HAKUHODO 兼 FUKKO DESIGN)
AD/浜田智子(TBWA\HAKUHODO)
C/大嶋美月(TBWA\HAKUHODO)
専門家:佐々木晶二(元内閣防災官房審議官)、明城哲也(NPO法人全国災害ボランティアネットワーク<JVOAD>事務局長)ほか