東北新社とWhateverの共同出資により2019年3月に設立したクリエイティブ・プロデュース会社WTFCは7月28日、同社のオフィスも入るビル「WHEREVER」1階に常設のセレクトショップ「New Stand Tokyo」をオープンする。
「New Stand」はマンハッタンの地下鉄構内を中心に42店舗、加えてアメリカ各地の空港に13店舗を展開する、ニューヨーク発のセレクトショップ。日本のKioskからヒントを得て構想され、デジタルガジェットやデザイン性の高い雑貨などを展開している。同店がアメリカ国外に店舗を出店するのは初。
「New Stand Tokyo」のコンセプトは、「未来の日用品店」。本国の基本のスタイルは損なわないままに、「これからの未来」や「これからのスタンダードは何か?」といった視点を加えて商品をセレクトするという。キュレーションの変化に伴い内装も合わせるべく、壁に設置された棚の配置はマグネット式で変更できるようにし、展示什器も複数の小さな角柱を用いて、自由に組み替えができるようにした。
本国では自社のスマートフォンアプリ「New Stand」との連携など、リテールテックの分野でもさまざまな取り組みを行う同社。「Tokyo」では今のところアプリとの連携予定はないものの、オープン日からARを利用したキャンペーン企画 「Instagram AR Lottery」を開催予定だ(キャンペーンは特典がなくなり次第終了予定)。
「Instagram ARフィルターを使ったスピードくじです。 店内に設置した二次元コード、または New Stand Tokyo公式InstagramアカウントからARフィルターを起動すると、クーポンなどのお得なリワードがもらえるくじ引きにチャレンジできます。自分の顔にカメラをかざすと、楽しい演出とともにルーレットがまわり、割引クーポンや、お菓子やアートブック、オリジナルグッズなどさまざまなリワードが表示。その動画をInstagramでシェアすることで、店頭で特典と交換できます。
また、コロナ禍で実際のお店への客足が落ちていることを鑑みて、遠隔からでも買い物を楽しめるような施策をいくつか考えています。例えば、遠隔操縦ロボットを使って、家にいながら店内を見て周ったり、Eコマースと組み合わせて商品を購入できる体験などを準備中です」(WTFC 広報担当 高橋沙里氏)。
今回の開店の目的について、高橋氏は「New Stand Tokyoが入るビル『WHEREVER』は、クリエイティブコミューンを標榜し、3階には弊社が、5階はクリエイター向けコワーキングスペース、7階にはWhateverが入居しています。
New StandがWHEREVERに集まる多くの人、プロダクト、そしてアイデアの実験場となること。そして店舗を通じて、お客さまから直接意見を収集したり、そこから新しい繋がりやアイデアを生み出したりしてていけたらと考え、オープンに至りました」と話す。
店内には、「女性のウェルネス」課題を解決支援する事業を展開するFermataがセレクトしたフェムテック関連商品を扱う「fermata store in New Stand Tokyo」も常設。今後は「未来の日用品店」のコンセプトのもと、ギャラリーとしてのスペースの貸し出し、2階のキッチンラウンジを活用した各種イベントなどの開催も検討している。
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