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カルビー、「パッケージデザインAI」を活用した商品を発売

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カルビーは9月28日、パッケージデザインの決定プロセスにAI評価システムを取り入れたポテトチップス「クランチポテト ソルト味/サワークリームオニオン味」を発売する。

(左から)「クランチポテト ソルト味」「同 サワークリームオニオン味」。

「好意度評価のスコア予測」の比較結果。

パッケージデザイン開発やマーケティングリサーチを行うプラグ(東京・千代田)が運営する「パッケージデザインAI」を活用したもの。590万人のパッケージデザイン調査結果をもとに、消費者がデザインをどのように評価するかをAIで予測するサービスで、パッケージ画像をアップロードすることで、好意度スコアなどを1分で算出できる。

今回は、「ソルト味」と「サワークリームオニオン味」それぞれリニューアル前を含む5種類のデザイン案をシステムで比較分析。「シンプルなシズル写真が好評価につながる」ことや、「白抜きロゴが好印象」などの算出データに加え、顧客の声などを考慮して新デザインを決めたという。カルビーのポテトチップスカテゴリにおいて本システムを起用するのは初。これまで「とうもりこ」や「えだまりこ」などの商品で起用実績がある。

新パッケージ(左)とリニューアル前(右)の「ヒートマップ」。予測した好意度と関係が高い部分が赤く表示される。

昨年9月に発売した「クランチポテト」は、30~40代を主なターゲットとした、「カルビー“最堅”」を標ぼうする商品。今回発売1周年を機にリニューアルに至った。同社は2020年3月期から24年3月期の中期経営計画における重点課題の一つに「スナック事業の革新」を掲げており、食感にこだわった商品開発や、「食感バリエーション」の増加にも注力しているという。

またリニューアルに合わせ、9月23日からは歌舞伎役者 松本幸四郎氏が出演するメッセージ動画を公開している。