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ナイキと三井不動産がスポーツパーク開業 インクルーシブデザインで多様性に対応

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ナイキジャパングループ(以下、ナイキ)と三井不動産レジデンシャルは10月10日、江東区豊洲にスポーツパーク「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT×ART(トーキョー スポーツ プレイグラウンド サポ―テッド バイ スポーツ バイ アート)」をオープンする。子どもから大人まで、スポーツの経験やスキル、障害の有無を問わずスポーツが楽しめるよう、多様性に対応した“インクルーシブデザイン”という考え方を取り入れている。開設期間は2021年9月20日まで。

「TOKYO SPORT PLAYGROUND SPORT×ART」の全景

6つのエリアからなり、それぞれのエリアでさまざまなスポーツを楽しむことができ、クラブハウスにはシャワーやロッカールームを備える本施設。オレゴン州ポートランドにあるインクルーシブ・プレイグランドのデザインをサポートする非営利団体「ハーパーズ・プレイグラウンド」とナイキが共同でデザインした。

サステナブルな施設づくりと運営に注力し、ランニングトラック・バスケットボールコート・広場などのフロア素材には、ナイキ製品の製造工程で発生する余剰製造素材や使用済み製品を再利用したNike Grind(ナイキ グラインド)を使用(施設総面積の約25%)。また、ラウンジスペース内には、廃材を再利用した家具を設置している。

各エリアは、それぞれ1960年代から2010年代の各年代を代表するナイキの6つのシューズからインスピレーションを得たデザインをグラフィックで表現した。

各エリアはナイキのシューズにインスピレーションを得てデザイン。

① CORTEZ TRACK(コルテッツ トラック)
パーク全体を取り囲む様に配置された1周280mの独特の形のランニングトラック。トラックには、ナイキの前身であるBlue Ribbon Sports(ブルーリボンスポーツ)のロゴがあしらわれている。

デザインインサイト:NIKE CORTEZ(1960年代)
ナイキで最も歴史のあるシューズ。1967年にナイキの前身であるブルーリボンスポーツとして、日本のスポーツメーカーのシューズをアメリカで輸入販売していた頃に、2社の契約の一環として制作された。「はじまりのものがたり」がテーマ。

② WAFFLE TRAINER SQUARE(ワッフル トレーナー スクエア)
自然からインスピレーションを得た遊び遊具とヨガやダンスなどスポーツのジャンルに捉われることなくスポーツを楽しむことが出来る広場。

デザインインサイト:NIKE WAFFLE TRAINER(1970年代)
1973年に日本の工場で初めて製造されたランニングシューズ。「ナイキブランドの誕生」がテーマ。

③ ACG ADVENTURE(エーシージー アドベンチャー)
ボルダリングからインスピレーションを得た360°どの方面からも登れる立体ジャングルジム。(6歳以上の子どもが対象)

デザインインサイト:NIKE LAVA HIGH(1980年代)
ランニングやチームスポーツ以外の分野にも拡大を始めた、80年代に生まれたハイキングやクライミング向けのカラフルなシューズ。「新しい場所へ」がテーマ。

④ AIR RAID COURT(エア レイド コート)
色鮮やかな3×3のバスケットボールコート。

デザインインサイト:NIKE AIR RAID(1990年代)
バスケットボールの人気が世界中に広がっていった1990年代。野外のバスケットボールコートでプレーする人たちに向けてデザインされた、頑丈さとバスケットボーラーにも、スニーカーヘッズにも愛されるスタイルを兼ね備えたシューズ。「世界中に羽ばたく」がテーマ。

⑤ SB DUNK SKATEPLAZA(エスビー ダンク スケートプラザ)
ステア、バンク、ボックス、レールなどストリートのあらゆる要素が詰まったスケートプラザ。車いすでも楽しめるインクルーシブ・ホイールがあり、初心者でも楽しめる。

デザインインサイト:NIKE SB DUNK(2000年代)
スポーツ、ストリート、ファッションの文化が融合を果たすきっかけのひとつとなり、日本におけるナイキSBの黄金期の幕開けともなったシューズ。「スポーツとストリートの出会い」がテーマ。

⑥ AIR MAX TERRACE(エア マックス テラス)
パーク内すべてのエリアが一望出来る高台。

デザインインサイト:NIKE AIR MAX(2010年代)
1987年3月26日に生まれたエア マックス。今となっては新しいモデルには欠かせない特徴となっている。「エアの進化」がテーマ。

開業後は、スケーター高野紗也華氏による、週1回の無料イベント「ガールズナイト」の開催を予定する。今後、バスケットボール、陸上、ファミリー・キッズ向けイベント、障害を持つ方も参加できるイベントなどを順次企画していく。