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リモートワーク下の社内広報とモチベーションUP策、9社が議論

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オンライン動画配信プラットフォームを提供するブライトコーブは、「インターナルコミュニケーション研究会」を開催。本稿では、第5回の内容をレポートする。9社が自社事例を紹介、リモートワーク下でのインターナルコミュニケーションを議論した。

今回はオンラインでの開催。各社がコロナ禍での取り組み事例を紹介。動画の持つ価値と視聴されやすい動画についてレクチャーを受けた。

第5回インターナルコミュニケーション研究会の参加企業はアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.、オムロン、資生堂、スクウェア・エニックス、日本ガイシ、ネオジャパン、ファクトリージャパングループ、ファミリーマート、FEELCONNECTION、ブリヂストン、楽天(五十音順)。それぞれ広報関連部門で社内広報などを担当する。テーマはコロナ禍でリモートワークが進む中で起きた社内コミュニケーションの変化について。

進化する社内広報

ファミリーマートの長野梨江子氏は、リモート取材を駆使し、遠方店舗に取材しながら社内報(動画・冊子)を完成させたことを紹介。リアルなコミュニケーションの機会が減少する課題も共有した。

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.の野田かじと氏は、在宅勤務を機に毎週30分のポッドキャスト配信を開始。社長と各事業部門の担当者のトーク、現場社員が登場するコーナー、ライブでQ&Aの3部構成とし「配信が意義あるものと感じたか」などのアンケートからPDCAを回す。

日本ガイシの岸川桂氏は、在宅でも社内イントラを見られるようにし、社長メッセージの配信、日常の一コマを切り取った写真の募集など、社員が一体感を保つための施策を行ったことを解説。自社のキャラクター入りのオンライン会議の背景壁紙も用意した。

資生堂の後藤啓氏は、手指消毒液を医療現場などへ届ける過程を社員の激励メッセージを交えて発信し、過去最高に匹敵するいいね数を集めたことなどを発表。社員をモチベートするコンテンツは社外にも好感を持たれており、社内外の情報を統合させた発信への意気込みを話した。

動画ニュースの配信をグローバルに行う楽天の小泉和美氏は、在宅勤務が長期化するにつれ「バックオフィスの活躍・感謝」や「リフレッシュ、健康・家族との共生」に関するニュースが増えてきたと言う。社員の孤独感を払拭し前向きになるコンテンツも共有した。

FEEL CONNECTIONの相浦誠氏は、顧客からの感謝の言葉などを社内ポータルでインストラクターへシェアしていることを紹介。研修動画も配信し、コロナ禍で自己研鑽ができる環境を用意している。

ブリヂストン副島裕一氏は、Webのグループ報で、家でできるストレッチ動画や息抜きの方法など雑談に近い情報交換もできるようにしたことを共有。社内資産を生かし、自社の吹奏楽団やブリヂストン体操など懐かしの映像も放映したという。

スクウェア・エニックスの徳永美沙氏は、社内ポータルサイトで、経営方針の浸透といった全社課題に合わせ、ゲームキャラクターを使ったお悩み相談室の開設や社長とVTuberとの対談といった施策を行ったことを共有。KPIをもとにポータルサイトのさらなる拡充を図るという。

お手本はYouTuber

続いて、ブライトコーブの大野耕平氏が、社内で見てもらえる動画のポイントを解説した。社内の動画はどうしても会社の発信したい情報(インフォメーション)を一方的に伝えることに終始しがち。これでは、インターナルインフォメーションとなり、見ている側は退屈になる。これから社内動画でも必要となるのはコミュニケーション。有名YouTuberになればなるほど、視聴者に呼びかける、視聴者の意見を読み上げる、コラボ・対談などの双方向コミュニケーションを重視していると指摘した。


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