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宝島社、4種の新聞広告を展開「怒り」「暴力」「コロナ対策」がテーマ

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宝島社は1月6日・7日にかけて、新聞各紙に4種の企業広告(全30段)を出稿した。今回のテーマは「怒り」(読売/1月6日付)、「暴力」(日経/1月6日付)、「コロナ対策」(朝日ほか/1月6日、7日付)とし、今こそ社会に伝えたいメッセージとして発信している。各広告原稿とスタッフリスト、企画意図などは以下のとおり。

「君たちは腹が立たないのか。」(読売)

読売新聞の朝刊に出稿されたのは、「怒り」をテーマとした「君たちは腹が立たないのか。」というコピーの広告。ボディコピーでは「音漏れしてるやつ。傘の持ち方なってないやつ。スマホ見ながら自転車乗るやつ。」など、怒りたくなる人を列挙した内容から始まり、「怒りを笑うな。怒りとはエネルギーだ。」「今年こそ、正しく怒ろう日本人。」という呼びかけで締めくくられる。

同社では企画意図について「世の中のさまざまな理不尽に対して自分さえ我慢すればいいと思ってしまう人は多い。そんな同調圧力に屈するのではなく、正しく怒りの声をあげることの大切さについて考えるきっかけになれば」と説明している。

企画制作
宝島社+電通
シニア・プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル+ECD
古川裕也
ECD
磯島拓矢
C
上田浩和、小山佳奈
AD+D
今井祐介

 

「暴力は、失敗する。」(日経)

日経新聞には「暴力は、失敗する。」というコピーの広告が掲載された。テーマは「暴力失敗」とし、世界中で乱暴な力に苦しめられている人に焦点を当てながら「歴史は示唆しています。愚かなリーダーたちの横暴は、やがて失敗を迎えることを。」「暴力には確かな知性を持ってバカにして、失敗するのを見届けましょう。」と語りかける。

企画意図については「パンデミックが重なり、状況は悲観的かもしれません。けれども歴史を振り返ることで、見えてくる希望もある。世界がこの先どこへ向かうのか、この広告が考えるきっかけになれば幸いです」と話している。

企画制作
宝島社+電通
シニア・プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル+ECD
古川裕也
ECD
磯島拓矢
C
橋本卓郎
AD
柴谷麻以

 

「ねちょりんこ、ダメ。」「言われなくても、やってます。」(朝日ほか)

※「ねちょりんこ、ダメ。」原画
葛飾北斎『伝神開手 北斎漫画』八編 部分
(画像提供:すみだ北斎美術館 / DNPartcom)

朝日新聞では1月6日、7日にそれぞれコロナ対策をテーマとした2種の広告を展開した。6日付「ねちょりんこ、ダメ。」は、葛飾北斎『伝神開手 北斎漫画』の絵柄がモチーフ。右下には社名とともに「濃厚接触による感染拡大は、個人の責任だそうです。」というコピーも。社会的距離をとることを求められるなか、不用意な濃厚接触は避ける必要があることを“ねちょりんこ”という造語と北斎の漫画で表現した。なお、本原稿のみ『日刊ゲンダイ』にも掲載された。

一方、7日付「言われなくても、やってます。」では、学校の教室で机の上を拭く子どもたちの姿をとらえた写真とともに「感染拡大は、個人の責任だそうです。」という一行が添えられている。「一人ひとりの自制心に委ねられた先には、どんな未来があるのでしょうか。感染拡大を防ぐために、一人ひとりが、いま、どう行動するべきかを考えるきっかけになることを願います」という思いが込められている。

企画
宝島社+ADK
ECD
能丸裕幸
C+CD
三井明子
AD
副田高行
D
綿田美涼
撮影
熊谷元一(「言われなくても、やってます。」)

ecd:エグゼクティブクリエイティブディレクター/cd:クリエイティブディレクター/ad:アートディレクター/企画:プランナー/c:コピーライター/d:デザイナー/演出:ディレクター/td:テクニカルディレクター/flash:flash制作/me:マークアップ・エンジニア/pgr:プログラマー/epr:エグゼクティブプロデューサー/pr:プロデューサー/pm:プロダクションマネージャー/ap:アカウントプランナー/ma:録音/st:スタイリスト/hm:ヘアメイク/crd:コーディネーター/i:イラストレーター/cas:キャスティング/ae:アカウントエグゼクティブ(営業)/na:ナレーター