コロナ禍によって生活者の環境が激変した今、社会的コンテキスト(文脈)を考慮していないマーケティングは生活者に受け入れられない。データから生活者の文脈や背景を読み取り、マーケティングにどのように活用していくべきなのか。
AIモデルの開発・運用支援などデータ分析に関わるサービスを提供するDATUM STUDIOの市川氏とブランドマーケティングのプランニングと実行を手掛けるFICCの稲葉氏が登壇し、パネルディスカッションを行った。
AIモデルの開発・運用支援などデータ分析に関わるサービスを提供するDATUM STUDIOの市川氏とブランドマーケティングのプランニングと実行を手掛けるFICCの稲葉氏が登壇し、パネルディスカッションを行った。
(左から)DATUM STUDIO(Supershipグループ)マーケティング戦略部 部長 市川真樹氏、エフアイシーシー /FICC inc. メディア・プロモーション事業部 事業部長 稲葉優一郎氏。
市川氏は「データマーケティングとは、商品・サービスを利用している消費者一人ひとりに寄り添い、サポートするもの」と話す。顧客がなぜ、その商品やサービスを利用しているのか(雇用理由)に着目し、実際に使っている人たちのデータを収集・分析する。
「デジタルマーケティングを成功させるためには、商品やサービスを使う“理由”をしっかり見つけることが重要です。ロイヤル顧客になる人とならない人の違いはどこにあるのか。顧客を取り巻く社会や環境における共通認識や状況(社会的コンテキスト)をデータで把握し、利活用できるかどうかが大切です」(市川氏)。
社会的コンテキストの変化によるブランド・サービスの雇用理由の変容
また稲葉氏は、顧客が商品を利用する理由を捉えることができれば、どのような状況でも最適化できると説明した。「新規顧客獲得の広告運用のためだけにデータを使うのではなく、利用者の『雇用理由』や実際の行動変化を捉えるために使う視点が重要です」(稲葉氏)。
最後に、市川氏は「『雇用理由』をしっかり捉えるために、まずは顧客との接点をしっかりデータとして取得・蓄積し、そこから仮説を立て分析する。それに基づいて顧客とのコミュニケーションを行い、さらにその状況がどう変化しているかを見ていく。状況の変化に対する顧客の変化をしっかり捉えることが重要」と述べ、講演を締めた。
Supershipホールディングス 株式会社
〒105-6427
東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー27階
MAIL:hdseminar@supership.jp
URL:https://supership-hd.jp/
新着CM
-
販売促進
通信教育が2ケタ減 5月度の通販売上高
-
人事・人物
メディアドゥ、出版ソリューション事業担当(22年6月24日付)
-
AD
インターブランドジャパン
日本初の「ブランディング」を評価するアワード エントリー受付中!
-
AD
マーケティング
講座で学んだファン目線のSNS投稿で、ブランドの認知度と好感度を高める
-
広告ビジネス・メディア
伊藤忠、AKQAと合弁 共同でコンサル事業
-
クリエイティブ
PRプランナー流のコピー発想法/中野仁嘉(博報堂・TCC賞2022最高新人賞)
-
特集
第59回「宣伝会議賞」特集
-
広報
ロゴ一新し、ロングセラー商品を改名 ユーハイム100周年のリブランディング
-
人事・人物
ナルミヤ・インターナショナル、デジタル推進室を新設(22年7月1日付)