物流世界大手のドイツポストDHLは8月16日、eコマース(EC)における同社の認知度を高めるためのテレビCM「keep up with the clicks」篇(仮訳=加速するクリックに応える)の放送を始めた。地域は東京のほか、中京、関西の3エリア。企画制作は、広告世界大手オムニコムグループに属す180のアムステルダム支社。
DHLはこのほど、新型コロナウイルス感染症の拡大でECの需要が高まっているのを受け、世界30カ国以上でキャンペーンを開始した。テレビCMのほかにも交通広告やオンライン広告を出稿する。国際物流における同社の存在感を強める狙いがある。
市場調査会社スタティスタが2020年12月に発表したデータによると、2020年の世界の消費者向けeコマース売上高は4兆2800億ドル(約468兆3800億円)で19年比27.6%増となった。日本でも、いわゆる物販系分野での消費者向けeコマース市場規模は2020年、12兆2333億円となり、19年比で21.7%伸長している(経済産業省)。
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