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H2O、関西スーパーの経営統合を発表

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エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は8月31日、関西スーパーを同社の子会社とする経営統合について発表した。百貨店事業に次いで、食品スーパーを核とする食品事業を、営業利益100億円以上の「第2の柱」とする長期事業構想の一環。経営統合を通じ、関西都市部におけるブランディングと競争優位性、店舗数などにおいて関西トップの地位を確立する「関西ドミナント化戦略」を進める。

H2Oは12月1日付で関西スーパーの株式58.0%を所有し、子会社化する。H2O傘下のスーパーマーケット、イズミヤと阪急オアシスは関西スーパーの完全子会社となる。来年2月1日には現・関西スーパーは吸収分割し、イズミヤ、阪急オアシス、新会社の持株会社となる。新会社名は関西スーパーマーケット。

スーパーマーケット業界は少子高齢化、人口減少等の社会環境の変化による地域経済の衰退や、インターネット販売の伸長、他業種の生鮮食品販売への参入など、競合他社との差別化戦略が急務となっている。H2Oと関西スーパーはこうした競争環境への対応のため、ことし7月から経営統合の検討を進めていたという。両社は2016年10月に資本業務提携し、H2O子会社商品の取り扱いや阪急阪神グループの共通ポイント「Sポイント」の導入などで協業してきた。