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千葉ジェッツがクラフトビール スポンサー企業とファンつなぐ

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プロバスケのBリーグ所属チームの千葉ジェッツふなばしは10月6日、公式スポンサーのこまいぬ(千葉県柏市)と共同で、クラフトビールを発売すると発表した。定期販売(サブスクリプション)を行うほか、醸造を手がける「こまいぬブルワリー」のeコマースサイト、10月16日の秋田ノーザンハピネッツ戦、同23日のアルバルク東京戦で会場販売する。

公式スポンサーを務める、こまいぬ(千葉・柏)と共同でクラフトビールをプロデュースした佐藤卓磨選手(写真左)と赤穂雷太選手(同右)

クラフトビールは所属する佐藤卓磨選手と赤穂雷太選手がプロデュースした、「TAKUCHAN BEER」と「雷雷丸」の2品。サブスクリプションでも両選手のコースを設けた。それぞれが考案した、毎月異なるラベルの商品を配送したり、グッズが当たる抽選券をプレゼントしたりする。サブスクリプション購入の先着50人にはサイン入りグラスを贈る。

販売を始めるクラフトビール。サブスクリプション購入では、毎月ラベルが変わる予定

「TAKUCHAN BEER」と「雷雷丸」は、レギュラーシーズン終了時までの販売数量(リットル)を計測。より多く販売したほうのコースで定期購入していた人から抽選で20人を、交流会イベントに招待する企画も実施する。敗れたほうは、こまいぬが運営するレストランで1日店長を務め、勝利した選手と交流会参加者をもてなすという。

千葉ジェッツふなばしの2021年6月期の通期売上高は、前年比37%増の約20億4000万円。構成比で6割以上を占めるパートナー売上高は同比52%増の13億860万円となった。新規参入のほか、スポンサー料の増額やグループ企業からの追加支援があり、増額となった。パートナー企業数は前期から21社増え、356社となった。

一方、グッズ販売(MD売上高)や、会員組織にあたるブースタークラブ売上高は減少。2020-21シーズンは悲願の初優勝をかざった一方、終盤は資金がほぼ底をつく状態であったといい、これまでは避けていたグループ企業から支援を仰いでもいる。田村征也・クラブ代表によると「数字上で黒字化はしているものの、この支援がなければ実態は赤字」という。パートナー企業やファンとのコミュニケーションを強化し、リーグ連覇を目指す。