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ホンダ、22年以降もF1でレッドブル支援 ブランディングでも連携

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本田技研工業は10月7日、レッドブル・グループと2022年以降のモータースポーツ分野での協力関係について発表した。レッドブルによると、マーケティングやブランディング活動でも共同で取り組むという。

10月8日〜10日開催のF1第16戦トルコグランプリで走る特別カラーリングのマシン(Photo by Getty Images / Red Bull Content Pool)

ホンダはトルコGPでF1活動を終える。特別カラーリングは開催注視となった日本GPで披露されるはずだった(Photo by Getty Images / Red Bull Content Pool)

ホンダはこれまでレッドブルのレーシングチームに動力装置(パワーユニット)を提供していたが、今後は開発もレッドブルへ移行する。パワーユニットに関する知的財産権の使用を認め、組み立てを支援する。英国の子会社の従業員も転籍する。

日本人の若手ドライバーの育成でも協力するほか、レッドブル・グループが世界で展開するさまざまなスポーツやブランディング活動とのコラボレーションも強化する。

F1は2020年、デジタル分野で視聴者を大きく増やした。主催の国際自動車連盟(FIA)がことし2月に発表した数値では、特に中国で急伸。「Weibo(微博)」や「WeChat(微信)」のほか、バイトダンスのニュースアプリ「Toutiao(今日頭条)」や「TikTok(抖音)」でのフォロワー数が、2019年比133%増の190万人となった。グローバルでは、FacebookやTwitter、Instagram、YouTube、Tiktok、Snapchat、Twitchなどのフォロワー合計は同比36%増の約3500万人。動画視聴回数は同比47%増の49億回だった。

テレビ放送では、グランプリ1回あたりの平均視聴者数は約8740万人。19年から4.5%減らしたものの、16年〜18年とほぼ同じ数字となった。新型コロナウイルス感染症の拡大で、開催国が限られたことが影を落とした。一方、中国やロシア、オランダでは、二ケタ増となっている。

レッドブルは2005年、前年にジャガー・レーシングを買収し、「レッドブル・レーシング」としてF1に参戦。しばらくはルノーが供給していたが、2018年からホンダがパワーユニットを提供していた。