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「コピー」を主役にした年鑑をメインビジュアルに、受賞作を展示する「TCC賞展2021」始まる

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2021年度のTCC賞(東京コピーライターズクラブ)を受賞した作品を展示する「TCC賞展2021」が、東京・汐留アドミュージアム東京にて開催中だ。

TCC賞展の会場の様子。

本展では、本年度TCCグランプリに選ばれた福部明浩氏(catch)による大塚製薬カロリーメイトの広告シリーズ「見えないものと闘った1年は、見えないものに支えられた1年だと思う。」、TCC最高新人賞の小堀友樹氏(電通関西支社)による上田安子服飾専門学校のラジオCMのほか、TCC賞14作品群、審査委員長賞3作品と新人賞18名の受賞作品を一堂に集め、それら全てに受賞者本⼈による解説を添えて展示している。

開催にあたり、東京コピーライターズクラブ会長 谷山雅計氏は次のようにコメントを寄せている。

「制作者をとりまく状況がどう変わったかは人それぞれでしょうが、リモート環境で“ひとりきりで考える時間が増えた”ことだけは疑いようがないと感じます。もちろん、広告にはチームだからこその“現場での丁々発止なやりとり”からうまれる名作も数多いわけですが、“ひとりで考える”がコピーライターの原点であることもまた確か。その力が、ある意味これほどまでに“発揮される、発揮せざるを得ない”年もTCCの歴史の中で初めてだったのではと想像します。個人のちっぽけなアタマの中から、とてつもない飛距離をかっ飛ばしてみせる、数々の名コピーとアイデアをどうぞじっくりご鑑賞ください」

会場のアートディレクションは、2022年1月発刊予定の『コピー年鑑2021』(編集長:太田恵美)を手がける浜辺明弘氏(WATCH)が担当。「コピー」を主役にした年鑑そのものをメインビジュアルにおき、シンプルで、チャーミングな空間になっている。

併設のライブラリーでは受賞者が、これまで読んできた本や影響を受けた本など、コピーライターの発想や企画のきっかけになったかもしれない、とっておきの書籍をコメントとともに紹介する「受賞者によるセレクトブック展」を開催。さらに今年は、TCCの名誉殿堂であるHALL OF FAMEを2020年度に受賞した故・岩崎俊一氏の本棚から、同氏の次女でTCC会員でもある岩崎亜矢氏が選書した書籍を紹介する「HALL OF FAME 岩崎俊一さんの本棚」を開催している。

また、受賞者によるトークイベントも開催する。グランプリ受賞の福部明浩氏とTCC賞受賞の細川美和子氏によるトーク、そして最高新人賞受賞の小堀友樹氏、新人賞受賞の岩田泰河氏、松吉亨氏によるトークが予定されている。詳細、日程については、後日TCCWebサイトにて発表される。

入館は日時指定予約制になっている。

■「TCC賞展2021」開催概要
会期: 開催中、11月13日(土)まで。
会場: アドミュージアム東京 企画展示室(Hall B)
開館時間: 火~土曜 12:00~16:00 ※日時指定予約制(50名/時間)
休館日: 日曜、月曜(ほか不定休あり) 入場料: 無料

※「受賞者によるセレクトブック展」本の紹介者
赤城廣治・上島史朗・大石タケシ・河野正人・小堀友樹・坂本仁・島津裕介・筒井晴子・中治信博・畠山侑子・福部明浩・藤曲旦子・三島邦彦・宗政朝子・山際良子・山崎博司/浜辺明弘(本展アートディレクター)