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異性向け商品の購入意向、デザイン性と機能性で世代差

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自分の身体とは異なる性別向けの商品(=異性向け商品)について、10〜30歳代と40〜70歳で購入意向に違いが出た。10〜30歳代は主に屋外用の購入意向が高く、逆に40〜70歳は主に自宅用が高くなった。CCCマーケティングが11月29日に調査結果を発表した。若年層はデザインがよければ異性向けでも買う意欲があり、年齢が高くなるにつれ機能優先で特定の性別向けかどうかを気にしなくなる傾向が伺える。

「自身の身体的な性別とは異なる商品を購入したことがあるか」を尋ねると、全体では22%が「あえて買ったことがある」、36%が「どちらの性別向けかを意識せずに買ったことがある」と回答した

「意識的に異性向け商品を購入したことがある」とした人は若年層のほうが多いものの、「どちらの性別向けかを意識せずに商品を買ったことがある」まで含めると、10歳代〜60歳代までで50%を超えた。

「意識的に異性向けを購入した人」が買った商品で最も多いのは、「主に外出時に着る衣服」。以下、「主に家の中で着る衣類」「靴」「アクセサリー(ジュエリー、帽子、バッグなど)」のファッション系が多くなった。「シャンプー、コンディショナー」も14.8%が挙げた。

「意識的に買ったことがある」「特に意識せずに買ったことがある」「異性向けを買いたい」という回答別に多く挙がった商品

「今後、購入したい異性向けの商品」では世代差が見られた。若年層のほうが主に屋外用の商品を多く挙げ、「主に外出時に着る衣類」のほか、「靴」や「アクセサリー」「香水・フレグランス」がよく選ばれた。逆に、40〜70歳代では「主に家の中で着る衣類」が逆転。「シャンプー、コンディショナー」「ボディソープ、石鹸」が目立つ結果となった。

購入意向では「主に外出時に着る衣類」「主に家の中で着る衣類」が30〜40歳代を境目に逆転する。理由では、前者は「デザインが良いから」、後者は「機能が良いから」が多く挙がった

「異性向け商品を購入した」「購入したい」理由では、「主に外出時に着る衣類」「靴」「アクセサリー」では「デザインが魅力的だから」が最も多かった。「主に家の中で着る衣類」では「機能が良いから」が「デザイン」を上回り、性別以前に実用性で選ばれていることが伺える。「シャンプー、コンディショナー」や「ボディソープ、石鹸」は「機能」に加え、「性別に関係なく使えるから」も、理由として多く挙がった。

調査は2021年7月に、カルチュア・コンビニエンス・クラブの共通ポイント基盤「T会員」向けに実施したもので、有効回答数は2061。