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ファミマ、新年度もニュースに注力 伸び率では3社トップ

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ファミリーマートは2月28日、新年度も、40周年だった2021年の方針を維持すると発表した。22年2月期は、3月を除いて既存店売上高前年比が、大手3社中トップで推移し、手応えを得た。ファミリーマートは21年度、PRやソーシャルメディアでの発信に注力。1本あたり広告費は前年度比で約半分に押さえたものの、認知度は想定を超えたとしている。新年度もニュース発信に力を入れる。

既存店売上高の前年比では、セブン-イレブンやローソンを上回った

3月1日からの新年度の第一弾では、「おむすび」(おにぎり)」を打ち出す。20年に発売し、累計1億食を突破した「ごちむすび」と、21年のヒット商品となった「SPAMむすび」でキャンペーンを打つ。同日と8日に新商品を発売するほか、21日まで、500円以上の購入者100万人を対象としたプレゼントキャンペーンを実施する。

テレビCMのオンエアも始める。イメージキャラクターは従来の俳優・吉田鋼太郎さん、同・八木莉可子さんに加え、生田斗真さんを新たに起用した。ファミリーマートの足立光エグゼクティブ・ディレクターCMO 兼 マーケティング本部長は「おむすびカテゴリー全体で前年比120%を目指す」と話す。

生理用品の2%割引きや、1つ購入すると1品もらえる、いわゆる1buy 1get free施策や定番品の増量、プラスチックや添加物、フードロス削減など、21年度に好評を得た施策は新年度も継続する。4月下旬の「レインボーウイーク」に合わせた施策も用意しているという。

「おむすび」を新年度第一弾の施策に選んだ理由について、足立CMOは「ファミリーマートを創業期から支える中心商品のため」と話す。特に米の消費量が減る一方、昨年の作況は好調という、いわゆる「コメ余り」の状況を紹介し、「日本の米をきちんと消費できる体制を整えたい」とした。

「新年度は昨年の方向性を踏襲しながら、さらに大きく、強力なニュースを多く発信していきたい」(足立氏)

「ポケモンGO」でのイベント開催は3月7日まで

3月1日からは人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」とのコラボレーションで、ほかのプレーヤーと協力して強いキャラクターと戦うイベントをファミリーマート店舗で開催する。対象店舗は、全店中約半分の8000店舗。「ポケモンGO」では2月23日から、対象のファミマ店舗がゲーム内の拠点「ジム」として登場している。