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「静」から「争」を持ち去った静岡新聞の広告、「普通」の奇跡を訴える

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静岡新聞SBS(静岡新聞社と静岡放送)は3月21日、同日付の静岡新聞朝刊に企業広告を掲載した。

青空を想起させるブルーの背景に静岡新聞の題字が中央に配置され、白い鳩が「静」の字から「争」を持ち去りのびのびと飛び立つ――。

国際面の対向面に掲載されたこの原稿は、世界の状況を鑑みて3月の前半に企画が始まったものだ。
企画を提案したのは、これまでも静岡新聞SBSの企業広告を手がけてきた電通のチーム。

「その後、なるべく早く原稿を出稿できるように紙面割を検討していただきました。『静』には、争いが収まり青く澄みきるという意味があるそうです。たとえ小さな出来事でも一人ひとりの思いと行動を見逃さず、報道し続ける意思を原稿に込めました」と、電通のアートディレクター 窪田新氏は説明する。

また「普通とは、奇跡だということ。」から始まるコピーは、コピーライターの上田浩和氏(上田家)が書いたものだ。

「さまざまな点において、静岡は日本の平均だと言われています。静岡新聞SBSは、そのことを自虐的に笑い飛ばしたり、これまでを超えていこうと呼びかけたりすることで、静岡の皆さんの背中を押してきました。でも、今回の戦争で、その普通こそが、何よりも大切なものであるとあらためて気がつきました。普通に暮らせる。その喜びを噛み締めながら、それだけでなく、そんな普通のなかに争いが潜んでいることについても考える。そのきっかけになれたらうれしいです」(上田氏)。

スタッフリスト

企画制作
電通+上田家+J.C.スパーク
CD
澤本嘉光
AD
窪田新
C
上田浩和
D
北中陽、桑島彩花、中林裕希
印刷
日庄

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター