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「NO MUSIC, NO LIFE.」で知られる平間至の写真展が京都で開催、テーマは「写真と音楽」

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4月2日より「平間至写真展 すべては、音楽のおかげ Thank you for the photographs!」が、京都・美術館「えき」KYOTOにて始まる。

©Itaru Hirama

平間至氏は、1963年宮城県塩竈市生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、写真家・伊島薫氏に師事。これまでに雑誌、広告、CDなど、さまざまなジャンルで数多くの撮影を手がけてきた。中でも1996年にスタートしたタワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」のキャンペーンではポスターのメインフォトグラファーを務め、今年25年目を迎えた。2006年よりゼラチンシルバーセッションに参加。2008年より「塩竈フォトフェスティバル」を企画・プロデュース。2012年より塩竈にて、音楽フェスティバル「GAMA ROCK FES」を主宰。2015年1月、東京・世田谷の三宿に平間写真館TOKYOをオープンした。

写真集『MOTER DRIVE』に代表されるように、“音楽が聴こえてくるような躍動感あるポートレート”で写真界に新しいスタイルを打ち出した平間氏は、クラシック音楽愛好家だった祖父、父の影響で幼少の頃から音楽に親しんできた。10代でパンクロックの洗礼を受け、写真家として独自の世界観を創り上げていく背景には、常にジャンルを超えた音楽が通奏低音として流れていたという。そんな平間氏にとって「カメラは楽器」だという。

『MOTER DRIVE』」より 1992年 ©Itaru Hirama

本展のテーマは、まさに「写真と音楽」。「元々写真は動きもない、音もないものだけど、そこから動き出しそうな、聞こえそうな、そんな写真を求めていたんだと思う」と、平間氏は話す。
本展では、写真集『MOTOR DRIVE』など1990年代の初期作品、山下達郎、安室奈美恵、忌野清志郎、布袋寅泰、あいみょん、菅田将暉など様々なメディアのために撮影された膨大な作品の中から精選した100組に及ぶアーティスト・ポートレート、舞踊家・田中泯の<場踊り>シリーズ、東日本大震災後に撮影した内省的な心象風景<光景>シリーズ、平間写真館TOKYOでの写真など、約200点を展示する。

なお6月10日からは、東京・六本木のフジフイルム スクエアで「写真家・平間至の両A面」 ~アー写(アーティストの写真)/エー写(営業写真館の写真)~も予定されている。

細野晴臣 2011年 ©Itaru Hirama

のん 2017年 ©Itaru Hirama

平間写真館TOKYO より 2021年 ©Itaru Hirama

平間 至 写真展
すべては、音楽のおかげ Thank you for the photographs!

日程:4月2日(土)~5月8日(日) 会期中無休
場所:京都 美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
開館時間:10時~19時30分(入館締切:閉館30分前)
入館料(税込):一般:900円、高・大学生:700円、小・中学生:500円
 
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