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BOVAに協賛「みんなのマーケット」が映像クリエイターに期待すること

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4月末に全受賞者が発表された、月刊「ブレーン」主催のオンライン動画コンテスト「BOVA」(第9回)。第9回に続き、10月にスタートする第10回でも協賛するのが「くらしのマーケット」を運営するみんなのマーケットだ。同社マーケティング本部 ブランドマーケティングチームの鈴木寛乃氏が応募作品に期待することなどを語る。

社内アンケートで受賞作を選出

みんなのマーケットではこれまで、テレビCMやYouTube広告などを制作してきました。より長尺の動画制作の取り組みも視野に入れる中で、さまざまなストーリーや切り口など、社内では思いつかない見せ方を提案いただけるのではと期待し第9回「BOVA」に協賛しました。第9回の課題は、「くらしのマーケット」のメリットを客観的に知りたかったので、あえて「くらしのマーケットを使ってみたくなる動画」という抽象的な設定としました。

応募作品はどれも切り口が面白く、社内でも意見が割れるほど。審査はまず当社の代表と執行役員本部長と私が協議し数本に絞り込んだのち、社員にも作品を視聴してもらい、アンケートをとるという流れで実施しました。ポイントとしては「多様なサービスが頼める」という内容が盛り込まれているか、その上で切り口の斬新さ、シチュエーションの妙などにアイデアがあるか、という点に着目しました。

協賛企業賞に選出した「くらしのマーケットorノット」は、音楽も含め、覚えやすく耳に残るフレーズが印象的でした。これまでサービスカテゴリーをひとつずつ訴求する切り口は多くありましたが、「くらしのマーケットか、それ以外か」と提示した点が非常に斬新だったと思います。

第9回BOVA協賛企業賞/「くらしのマーケットorノット」鷹野俊輝(東急エージェンシー)

それ以外も印象深い作品ばかりでしたね。いずれも当社のサービスを入念に調べていただいた印象があります。たとえば「盛りのオンナ」は、働き盛りの母親層が利用できるカテゴリーを紹介していて、「助けて!トイレの水漏れパニック!」もトイレという狭い空間でどれだけカテゴリーを表現できるかの挑戦だったと感じました。

第9回BOVAファイナリスト/「助けて!トイレの水漏れパニック!」萩原志周(電通)、横島文恵・平重百香(電通クリエーティブX)
第9回BOVA応募作品/「盛りのオンナ」西野 知里(博報堂)、ジョン ウンヒ・武内践・手柴望未・金井もも子・池上優花(AOI Pro.)

オンラインムービーは単純な広告ではなく、視聴したユーザーにより深く届き、興味喚起ができる媒体ではないかと考えています。YouTube広告はスキップされがちで企業が伝えたいことまで見てもらえない一方、長尺動画には視聴者の興味を引くことができるパワーがあると思います。セールスポイントを強く押し出すのではなく、ストーリーを重視した動画も企業の認知獲得などにつながるのではないかと考え、今後も活用を考えています。

第9回のBOVAに協賛したことで、「こういう伝え方もできるのか」と、自分たちでは思いつかないような切り口で提案いただくことができるという新しい発見がありました。学生の皆さんの作品も、学生部門賞を受賞した動画をはじめ、アイデアを含めてクオリティが非常に高いなと感じました。審査にあたっては映像の綺麗さやつくり込みはもちろんのこと、常識にとらわれないような意外性を重視しているので、若いクリエイターの方には、思い切って一点突破できるようなアイデアで勝負していただきたいです。

次回、10月からスタートする第10回も新しい切り口でご提案いただけるテーマ設定を考えていますので、型にはまらない自由な発想で生まれたアイデアをそのまま作品にぶつけていただければ嬉しいです。

みんなのマーケット
マーケティング本部 ブランドマーケティングチーム
鈴木寛乃氏