社内アンケートで受賞作を選出
みんなのマーケットではこれまで、テレビCMやYouTube広告などを制作してきました。より長尺の動画制作の取り組みも視野に入れる中で、さまざまなストーリーや切り口など、社内では思いつかない見せ方を提案いただけるのではと期待し第9回「BOVA」に協賛しました。第9回の課題は、「くらしのマーケット」のメリットを客観的に知りたかったので、あえて「くらしのマーケットを使ってみたくなる動画」という抽象的な設定としました。
応募作品はどれも切り口が面白く、社内でも意見が割れるほど。審査はまず当社の代表と執行役員本部長と私が協議し数本に絞り込んだのち、社員にも作品を視聴してもらい、アンケートをとるという流れで実施しました。ポイントとしては「多様なサービスが頼める」という内容が盛り込まれているか、その上で切り口の斬新さ、シチュエーションの妙などにアイデアがあるか、という点に着目しました。
協賛企業賞に選出した「くらしのマーケットorノット」は、音楽も含め、覚えやすく耳に残るフレーズが印象的でした。これまでサービスカテゴリーをひとつずつ訴求する切り口は多くありましたが、「くらしのマーケットか、それ以外か」と提示した点が非常に斬新だったと思います。
それ以外も印象深い作品ばかりでしたね。いずれも当社のサービスを入念に調べていただいた印象があります。たとえば「盛りのオンナ」は、働き盛りの母親層が利用できるカテゴリーを紹介していて、「助けて!トイレの水漏れパニック!」もトイレという狭い空間でどれだけカテゴリーを表現できるかの挑戦だったと感じました。
オンラインムービーは単純な広告ではなく、視聴したユーザーにより深く届き、興味喚起ができる媒体ではないかと考えています。YouTube広告はスキップされがちで企業が伝えたいことまで見てもらえない一方、長尺動画には視聴者の興味を引くことができるパワーがあると思います。セールスポイントを強く押し出すのではなく、ストーリーを重視した動画も企業の認知獲得などにつながるのではないかと考え、今後も活用を考えています。
第9回のBOVAに協賛したことで、「こういう伝え方もできるのか」と、自分たちでは思いつかないような切り口で提案いただくことができるという新しい発見がありました。学生の皆さんの作品も、学生部門賞を受賞した動画をはじめ、アイデアを含めてクオリティが非常に高いなと感じました。審査にあたっては映像の綺麗さやつくり込みはもちろんのこと、常識にとらわれないような意外性を重視しているので、若いクリエイターの方には、思い切って一点突破できるようなアイデアで勝負していただきたいです。
次回、10月からスタートする第10回も新しい切り口でご提案いただけるテーマ設定を考えていますので、型にはまらない自由な発想で生まれたアイデアをそのまま作品にぶつけていただければ嬉しいです。
みんなのマーケット
マーケティング本部 ブランドマーケティングチーム
鈴木寛乃氏
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
“広告アイデアの基本”はこの本から教わった―『広告コピーってこう書くんだ!読本〈...
-
マーケティング
『ドラクエウォーク』は「YouTube」で高Imp 週あたり利用時間も長い…米調...
-
広告ビジネス・メディア
日テレ、イオンモールで「没入型CM」実験 次世代広告メディアとして展開目指す
-
AD
クリエイティブ
「熱狂は、ここから始まる。」水戸ホーリーホックが30周年 未来への想いを表現
-
マーケティング (コラム)
詐欺広告より恐ろしいMFAサイトを深掘りすると、コタツ記事との違いがわからなくな...
-
クリエイティブ
ピザハット、ブランドメッセージ刷新 割引訴求の“販促型広告”から脱却
-
販売促進
森永製菓「アイスボックス割」ドリンク販売 日向坂46出演CMの衣装も展示
-
特集
はじめに/あとがき/解説でざっくりわかる 宣伝会議のこの本、どんな本?