伊藤忠商事は5月31日、指輪型のNFC(近距離無線通信)端末を製造、販売するエブリング(東京・中央)との資本業務提携を発表した。子会社などを通じ、販売支援や保険に関連した機能の追加などを実施する。エブリングは伊藤忠のほか、三菱UFJ銀行や大和ハウス工業など16社から、10億円超の資金調達をした。
「EVERING」をビザの決済端末にかざすと支払いができる
エブリングは2021年5月に指輪型のNFC端末「EVERING(エブリング)」を発売。「EVERING」は米カード大手ビザの非接触決済サービス「Visaのタッチ決済」に対応し、指にはめた状態で読み取り機にかざすことで支払いなどができる。専用のスマートフォンアプリにクレジットカードを紐付け、チャージ(入金)した範囲で決済する。
NFCを決済に用いる端末は、プラスチックカードやスマートフォンのほか、腕時計やリストバンドなどが主流。インドの調査会社レポートオーシャンの推計では、2020年の世界のNFC決済端末の市場規模は163億5000万ドル(約2兆1100億円)で、28年には671億ドル(約8兆6700億円)に拡大するという。北米が独占しているが、中国やインドでも成長を見込む。
エブリングは「EVERING」を交通機関やヘルスケア、レジャー・観光、エンターテインメントといった場でも活用できるよう、機能を拡充したい考え。調達資金は開発費などに充てる。ことし3月には、NFCで鍵の開け閉めができる「スマートロック」の施錠や解錠ができるようにした。
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