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参院選の候補者情報を視覚障がい者にも 「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」公開

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「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」。弱視の人でも読みやすいよう、黒い背景に白文字で明度差をつけたデザインになっている。

ヤフーは7月1日に視覚障がい者向け選挙情報サイト「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」(以下 聞こえる選挙)を公開した。第26回参議院議員通常選挙に向け、立候補者の情報などを、読み上げソフトを使用して取得できるようになっている。

視覚障がい者の多くは音声による読み上げソフト(スクリーンリーダー)を使用してインターネットから情報を得ているが、候補者やその政策を知るための選挙公報は、読み上げソフトに対応することが義務化されていない。そのため、視覚障がい者がインターネット上で選挙情報を取得するのが難しい現実がある。

同社ではこの問題の解決・啓発を目的に、2017年の東京都議会議員選挙から「聞こえる選挙」の提供を開始した。以降国政選挙実施時に毎回公開している。

同社の独自調査によれば、選挙公報の読み上げソフト対応率は2019年の参院選から2021年の衆院選で微増傾向がみられるものの、4分の1の選挙区で対応率がいまだ0%にとどまる。一方、昨年の衆院選で同社が公開した「聞こえる選挙」サイト閲覧数は過去最高を記録し、関心の高まりを示した。

今回の「聞こえる選挙」では、投開票翌日の7月11日以降、順次得票数や当落結果などの情報も掲載する予定。