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コピーの書き方に迷ったら読もう。私のおすすめコピー本 〜 橋口幸生さん

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宣伝会議の課題が発表されてから約1カ月。作品を書き進めている方も多いのではないでしょうか。そんな応募者の皆さまに向け、宣伝会議賞の審査員から「おすすめのコピー本」を紹介していただきます。第3回目は橋口幸生さんです。残り1カ月に向けたモチベーションアップや疲れた頭のリフレッシュに、ぜひご活用ください!

【関連記事】 
第一回目:コピーの書き方に迷ったら読もう。私のおすすめコピー本 〜 岩崎亜矢さん
第二回目:コピーの書き方に迷ったら読もう。私のおすすめコピー本 〜 中村禎さん
 

何も思い浮かばない!そんな状況を打開したいあなたに

いきなりですが、「これを読んだらスラスラ名コピーが書けるようになる!」という魔法のような本は、ありません(あったら教えてください。僕が読みます)。基本は「コピー年鑑など名作コピーがまとめられた本を読んで、自分で書いてみる」ということしかないと思います。

とはいえ「いざPCを前にしたものの、何も思い浮かばない!」という事は、ありますよね。そんな状態から最初の一歩を踏み出すための本をご紹介します。

オススメ本 その1

『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』田中泰延(ダイヤモンド社)

何も思い浮かばない!という人に質問です。ひょっとして、良いコピーを思いついたり、ひらめいたりするのを待っていませんか?残念ながら、100万人に1人の天才でもない限り、あなたの中の「良いコピー」はありません。自分の外の、広い世界のどこかにある「良いもの」を見つけてきて、それをコピーにするんです。宣伝会議賞であれば、まずは課題企業や商品について調べることをおススメします。調べに調べて、「これを皆に伝えたい!しかも、これまでコピーにされていない!」という何かを見つけたら、それが良いコピーのタネである可能性が高いです。そんな「自分に外にある何かを見つけること」の大切さを教えてくれるのが、この本です。

オススメ本 その2

『100案思考』橋口幸生(マガジンハウス)

何も思い浮かばない原因その2は、「良いコピーを書こうとしている」です。名コピーライターだって、名コピーばかり書いているわけじゃありません。100案でも200案でも書いて、その中から選び抜かれた1案が世に出て、名コピーと呼ばれるものになっていくんです。量のない質はありえない。宣伝会議賞だって、たくさん出した方が受賞確率は上がります。ではどうやって量を出すか?という観点で書かれた発想法の本をご紹介します。これは私の著書です。手前味噌で申し訳ないのですが、宣伝会議賞に向き合うあなたを、力強くサポートする内容になっていると思います。

オススメ本 その3

『言葉ダイエット メール、企画書、就職活動が変わる最強の文章術』橋口幸生(宣伝会議)

受賞できるかどうかは別にして、宣伝会議賞への応募を終えた頃、あなたのコピーライティングの実力は確実にレベルアップしているはずです。せっかくついたその力を、メールや提案書などにも活かしたほうがいいですよね。これも私の著書なのですが(しつこくてスイマセン)、コピーライティングのノウハウでビジネス文章全般を書くことを提唱しています。宣伝会議賞の応募作に添える「企画意図」の書き方にも、役に立つと思います(これ、意外と重要です。内容のある企画意図はとても少ないので、ライバルに差をつけやすいポイントだと思います)。

それでは、がんばってください!応援しています。
 

橋口幸生(はしぐち・ゆきお)

ソーシャルメディアで支持されるコピー、企画を得意とする。代表作はロッテガーナチョコレート、「図書カードNEXT」新聞広告、鬼平犯科帳25周年ポスター、「世界ダウン症の日」新聞広告、貞子3D「世界でいちばん、3Dが似合う女」など。『100案思考』『言葉ダイエット』著者。TCC会員。趣味は映画鑑賞。Twitterフォロワー1万9千人。
https://twitter.com/yukio8494

 

11月1日まで!宣伝会議賞 応募者登録をされた方限定でコピー本フェアを実施中