今年11月に創業110周年を迎えるカンロは11月1日、創業110周年事業発表会を開催した。
発表会では、代表取締役社長CEOの三須和泰氏から各施策についての発表や、企業キャラクター「カンロちゃん」のデザインや今回の110周年を記念したグラフィックデザインを手がけたセキユリヲ氏が登壇し、トークセッションが行われた。
今回110周年を記念して、カンロの公式キャラクター カンロちゃんの生みの親でもあるセキ氏が新しく制作したグラフィックデザインは、「candy」「sweeten」「circle」の全3種類。
「candy」は、飴が届けてくれる楽しい世界、やさしさ、幸せな気持ちをテーマに、110周年のお祝いを記念したシンボルパターン。一粒で皆が笑顔になったり、仲良くなったり、好きな人を応援したりできる、大事なコミュニケーションツールとしての飴をイメージしている。
社名の由来でもある「甘露」は、「甘くておいしい」という意味のほか、日本や中国の古い暦では「天が降らせたという甘い露」、仏教では「〈苦〉が消滅した、平穏な心の状態」とも言われる。「sweeten」では、そのような言葉から広がるパターンを描いた。
「circle」は、飴で人がつながり、輪になっていくイメージ。110周年を迎えるカンロが今あらためて大切にしているのは人・社会・地球であり、カンロで働いている人、その家族、株主や地域の人、そして飴を愛する人たちの未来が豊かに広がっていくように、との願いを込めた。
これら3種類に既存の8種類を加えた11種類のパターンデザインは、今後商品のパッケージやカンロのオフィスの壁紙などにも使用される予定だ。
セキ氏は、今回のデザイン公開にあたり、今後の展望について次のように語る。
「グラフィックパターンは、イラストレーションと違って、いろいろな生活用品やインテリアになじみやすく、毎日の暮らしにさりげなく溶け込みやすいのがいいところです。今後は、キャンディのパッケージとなり、空間を彩る壁紙になり、カンロちゃんのお洋服になり……、とさまざまなモノや空間に展開される予定です。このグラフィックを見る人、使う人があたたかく幸せな気持ちになり、人と人が自然につながり、輪が広がっていくことを期待しています」(セキ氏)。
また、三須社長からステークホルダーに向けた手紙も公開され、「全てのステークホルダーに感謝を伝えたい」と感謝の気持ちを示す施策の展開を語った。
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