(※本記事は12月1日発売の月刊「ブレーン」12月号「エディターズチェック」に掲載したものです)
NHNグループ(韓国)のスマートフォンゲーム開発会社、NHN PlayArtが10月20日から企業ロゴを変更した。従来は「NHN」のブランドネームが主体のロゴだったが、「PLAYART」のアルファベットのブロックで構成されるデザインに。7色のブロックがゲームの楽しさを伝え、“スマホゲームの開発会社”であると強調する仕上がりとなった。
同社は「LINE:ディズニー ツムツム」などのゲームで知られるが、近年は人材採用やゲーム会社としての認知度向上などが課題となっていた。そこで今回、企業ブランドの刷新に向けて約1年かけてプロジェクトを進行。ロゴ変更はその一環となる。
「2021年12月から役員のほか、世代や職種が異なる現場社員ら27人に社内インタビューを実施しました。集まってきた声を分析し、新たな企業ロゴのあり方を検討していきました」と説明するのは、事業戦略室の立花正彦氏、柏木誠氏だ。
その中で複数のデザイン候補が挙がったが、最終的にNHN本社のBX(ブランドエクスペリエンス)チームに相談することに。社内インタビューの声も全て共有し提案のあった候補のひとつが、カラーブロックを基軸としたデザインだった。
「ブロックは多様なピースで成り立っていて、組み立て方や仕上がりが毎回異なるもの。一つひとつのピースは個性の異なるメンバーを象徴していて、ゲームの開発はこのように多様な人材が協業して成り立っています。ゲーム会社らしさを表現した直観的なアプローチとして、カラーブロックがふさわしいと考えました」(NHN ブランドコミュニケーション室BXチーム長 イ·ヘリン氏)。
ブロックの形状は拡張性が高く、縦組みしたり、3Dロゴで立体的に表現したりすることもできる。7つのカラーはエネルギッシュで、ゲームの楽しさを表すような色を選んだ。
新ロゴは既にコーポレートサイトに導入し、今後は名刺やIDカードといった社内ツールにも活用する。「社内からも予想以上に好評です。まだこれから浸透させていくフェーズですが、ロゴはもちろん、自社サイトからも、開発するゲームからも、共通するアイデンティティを伝えていきたい」(柏木氏)。
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