第10回BOVA 一次審査員の皆さん
〈ディレクター〉大柿鈴子、小野田玄、隈本遼平、金野恵利香、洞内広樹
〈プランナー〉有元沙矢香、小島翔太、佐藤雄介、水本晋平、吉兼啓介
本日は、TYO WHOAREYOUのディレクター 金野恵利香さんのコメントを紹介します。
こんの・えりか
TYO WHOAREYOU ディレクター。1989 年青森県八戸市生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現学科卒業。2013 年TYO入社。受賞歴にADFEST Fabulous Four 最優秀賞、ADFEST FILM CRAFT silver、D&AD Yellow Pencil など。
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Q1. 若手の頃に「成長につながった」と感じた経験を教えてください。
新人の頃はひたすら企画を考える日々でした。企画と演出の仕事は違う脳を使うのですが、企画の芯を捉えることは演出にも大切なことだと思うので、今となってはためになっていると感じています。
一方、初めの頃の演出の仕事はメイキングムービーや企画のV コンのものが多く、自分で編集まですることで、どのようにすれば見せるべきポイントをより魅力的にできるか、を考えるきっかけになりました。周りのスタッフが刺激的であればあるほど、新たな視点の発見につながり励みになっていますし、自分の財産にもなっているように思います。
Q2.ご自身が演出をする上で意識しているポイントは。
仕事によって変わったりするのですが、CM として見ている人を置き去りにせず、共感してもらえるものになっているのかは意識しています。
ビジュアルが強い企画のときに特に気を付けているのですが、CM では説明ができない、意味をなさないカットは不要だと思うので、表現が独りよがりにならないようにしています。そのため演出コンテの提出前や編集のときは、日をまたいで新しい目でチェックすることが多いです。
また企画から外れないことを前提に、自分が見てみたい! と思うカットを入れ込むことも大切なのかなと思います。絶対に譲れないカットを有することが、楽しんでつくるモチベーションになっています。
そして「その映像を人が見た時に面白いと思えるポイントがどこにあるのか?」ということを常に自問自答するようにしています。実際に制作を進めていく中で、そこで引っかかってしまうこともあるのですが、そのまま考えずに進むより、戻って思考することでジャンプアップしたなと思うことが多いです。
Q3. 動画制作を進める応募者にメッセージをお願いします。
素敵なCM、好きなCM ってなんだろう、って考えるいい経験になると思います。大変かもしれないですが、一緒につくる仲間と、悩みに悩みまくってください。チャンスはいろんなところに転がっているはずです。楽しみにしています。
BOVAは2023年1月27日まで応募受付中です。
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