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アートディレクター葛西薫氏を選出 東京広告協会「白川忍賞」

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東京広告協会は6日、第42回「白川忍賞」をアートディレクターの葛西薫氏(サン・アド顧問)に贈呈すると発表した。

葛西 薫氏
(アートディレクター/サン・アド顧問)

 

同賞は1947年に設立された日本広告会(現東京広告協会)の初代理事長・故白川忍氏(資生堂宣伝普及部長、同常務取締役等歴任)より贈与された寄付金をもとに、1982年に制定されたもの。同氏の広告界における卓越した業績を讃えて、毎年広告の発展向上に貢献した業績や活動に対して贈られる。

葛西氏は文華印刷、大谷デザイン研究所を経て1973年サン・アド入社。長年にわたり、アートディレクターとして第一線で活躍してきた。サントリーウーロン茶、ユナイテッドアローズ、虎屋をはじめとする数々の広告制作、アートディレクションのほか、CI・サイン計画、映画・演劇のグラフィック、タイトルワーク、エディトリアルデザインなど活動は多岐にわたる。

東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞など受賞歴多数。桑沢デザイン研究所、東京造形大学、多摩美術大学の客員教授も務めている。2021年秋にはギンザ・グラフィック・ギャラリーで個展「NOSTALGIA」を開催した。

さまざまな広告賞の審査にも関わるなど広告の発展に寄与し、長らく業界全体を支えてきた功績が評価された。贈賞は2月22日、東京會舘で開かれる第95回定時総会の席上で行われる。
 

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