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『ジョジョ』1年半ぶりの連載開始 巨大絵巻・トンネル広告で35年の歴史振り返る

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集英社は2月、『ウルトラジャンプ』にて連載している人気作品『ジョジョの奇妙な冒険』新シリーズの連載開始を告知する大型広告を渋谷・原宿・新宿の各駅構内で掲出した。

同作は、荒木飛呂彦氏による漫画作品で、1987年から『週刊少年ジャンプ』で連載を開始。2022年に35周年を迎えた。
複数の部に分かれて、主人公や舞台を変えながら連載が続く同作は、前シリーズとなる第8部の完結からおよそ1年半ぶりに連載を開始すると発表していた。

今回、3つの主要駅で広告を展開した。
渋谷駅ではジョジョの壮大な歴史を体験できる30メートルの「巨大JOJO絵巻」を制作。今まで作品に登場した、およそ1000のキャラクターを歩きながら見ることができる。
これまでの感動を思い出しながら、新章への期待感が膨らむ構成になっている。

東京メトロ半蔵門線渋谷駅コンコースに登場した「巨大JOJO絵巻」。30メートルに及ぶ大型の交通広告で、ファンを魅了した。 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

博報堂のアートディレクター 榮良太氏によると、「ファン心をくすぐるインパクトある広告で話題化させようと考えた」という。
原宿駅では、階段壁面や天井にキャラクターが施された「歴代JOJOトンネル」を展開。「階段に、ファンが思わずニヤリとするような原作のワンシーンを再現しました」(榮氏)。

天井には新章の開幕を示す「9」の文字が。 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

新宿駅でも、サイネージ用に「JOJOカウントアップ」を実施。第1部から第8部までを一気に振り返り、壮大な物語の始まる予感を演出した。

今回の展開について、榮氏は次のように話す。
「渋谷では絵巻広告、原宿の階段を活用したトンネル、新宿ではサイネージと複数媒体での展開を行いました。意識したことは、3媒体とも“期間限定のファンの聖地”となることです」。

実際に出稿後は、SNSではファンによる投稿のシェアが相次いだ。
「海外ファンや、ジョジョを読んだことのない人たちの間でも反応がありました。インパクトのある掲出と、ファンの心をつかむ広告が話題化につながったと思います」(榮氏)。
 

スタッフリスト

企画制作
博報堂+SIX+Age Global Networks+ヘッドライト
CD
坪井卓
企画
木下剛
AD
榮良太
D
庄子明寿香
Pr
重村洋佑
演出
田向潤
掲出
渋谷駅・原宿駅(2/13~2/19)、新宿駅(2/20~2/26)

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター